謎のベールに包まれた「中小企業診断士養成課程」ではいったい何を学んでいるの?
シリーズ第5弾です。
私は中小企業診断士の資格を取るのに、2次試験はパスし、大学院の養成課程を選択しました。
ただ、あまりにも情報が無い‥なので積極的に中身(GoodもBadも)を発信します。
中小企業診断士養成課程の講義(マーケティング)はどのような内容なのだろう
中小企業診断士養成課程の講義(マーケティング)では何を学べるのだろう
講義以外の課題はどれくらいの分量が出るんだろう
こちらも科目も入学後の基本として最初の方に開催されました。
私自身はマーケティングを専門にしていたため、この授業は(本音)非常に楽でした。
しかしながら、
同期の中でも人事総務・財務経理をバックボーンとされる方、
そもそも売上を求められていない所に勤められている方などは
少し、しんどかったかも知れません。
マーケティング戦略は①②と2回に分けて講義が行われましたが、1回目の基礎を記事化しています。
中小企業診断士養成課程の講義(マーケティング)の参考図書
参考図書(と言う名の下、読んでおけという事)が出る場合も出ない場合もありますが、
こちらの授業では2冊指定されました。
非常に基本的な内容ですが、あらためて自分自身の整理には良い機会になりました。
どちらか1冊読めば十分ですが、MBAの方が読んでいて面白いかな
<1冊目>
「マーケティング戦略 第5版」(和田充夫他)※こちら第6版よりも5版の評価が高いです
<2冊目>
「MBAマーケティング 改定4版」(グロービス経営大学院編)
中小企業診断士養成課程の講義(マーケティング)の内容
フレームワークやマーケティングとはなどの説明はすっ飛ばし。
(これで良いです)
徹底的にケースメソッドです。
逆にケースメソッドの留意点として
などのルールを最初に学びます。
ケースメソッドの題材は、
「サブスクの洋服屋さん」
「酒類メーカー」
「お化粧品」
「生活雑貨屋」
そして、「口コミサイトサービス」
といった事例でした。
授業の進め方は全て同じで、このような事例文(約20~30ページ)を配布され、
まずは宿題と言う形で個人ワーク(自説)
もちろん文章だけではなく、
組織図や沿革、理念、売上推移などなどの情報が添付されています。
これらの資料をベースに
「環境分析(外部・自社)」「STP分析」「SWOT分析」などを終わらせたうえで
マーケティング戦略を作成、ここまでが個人ワークです。
そして授業では数人のグループで互いの戦略をぶつけ合いながら1つの戦略を
組み上げていきます。
ここで難しいのが、とんでもなくレベルに差があること。
マーケティング経験者にとっては目線を「下げる」事が必要になるため、
非常にストレスがたまると思います。
中小企業診断士養成課程にはポジティブな面もたくさんありますが、私が感じるネガティブな面は
このレベル差です。
高校、大学ではほぼ同じレベルの人が集まりますが‥
私も他の科目では別の方に「なんだあいつ」と思われていたかも知れませんが、
マーケティング戦略の科目は正直、合わせるのがきつかったです。
講義以外で必要になった時間‥週に4~5時間
このマーケティング戦略の授業も講義外作業がかなり発生しました。
ただの勉強と割り切れば、1~2時間でできるかも知れませんが、そこは大好きなマーケティング。
かなりガチでやったので多い週は5時間くらいやったかもしれません。
また、この時点でもチームメンバーのスキルレベルが分からず、
レベル合わせをするのが本当に大変‥
2年生の今では「それくらいやってきてよ」くらいは言える関係性になっておりますが
当時は遠慮の塊でした。
そして最終課題(これも出る授業も出ない授業もある)はA4用紙5枚、
でした。
当該記事はマーケティングの勉強ではなく、備忘も兼ね、
中小企業診断士養成課程ではどんなことが行われているのかを
ざっくりと書いております。
そんな感じなんだなと思っていただければ有難いです。
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