6人目は「四国~東京」を毎週、飛行機と夜行バスで通学されているレジェンドです。
Webで検索しても、書籍を探しても、大学のパンフレットを読んでも
情報がほとんど取れない診断士養成課程。
診断士資格の認知度がまだまだ低いことに加え、2次試験ではなく養成課程を選ぶ人は更に少ない。
とにかく情報が出てきません。
その中、この記事では、
中小企業診断士の養成課程っていったいどのような人が通っているのだろう?
働きながら、養成課程へ通う事はできるのだろうか?
と疑問を持たれている方へ向けて書いております。
今回も同じ大学院に通う仲間に、なぜ、中小企業診断士を目指そうと思ったのか?
中小企業診断士の勉強時間は?
などを中心にインタビューしたのでご参考にして頂ければと思います。
いつもは、私がインタビューをして記事化していますが、今回は本人が原案を作ってくれたので長いです(笑)
ぜひ、ご参考にしてください。
中小企業診断士養成課程に通う仲間(50代男性)の場合
6人目、Fさんの人物像(得意分野やキャラクター)
猛進の武道家と表現しましたが、とにかくバイタリティが尋常ではない方です。
ホテルから不動産から饂飩の製造販売から幅広く事業をされています。
どうしても大企業病の我々に対し、現場感のある発言で刺激を与えてくれます。
たまに私とも議論が白熱しますが、リスペクトしております!
そして、人としてのエンジンが半端ではないです。
授業課題では平均2~3枚の資料を作ってくる所、100枚のPPTを作ってこられることもザラ。
そのカラフルな資料と共に、休日授業、全員の目を醒まさせてくれます。
で通学されています。
関西にも中小企業診断士の養成課程はありますが、東京で事業を始めようと東京の学校を選ばれたのかな?
と推測しています。
復路10時間ですよ!?本当に凄すぎる。
なぜ中小企業診断士の資格を取ろうと思われたのですか?
私は、地域や国際社会で活躍するため、中小企業診断士を取ろうと考えました。
大学ではリーガルマインドを学びました。
しかしながら、卒業後は介護をしなければならなくなり、起業しました。
国際交流が好きで国際的な仕事がしたいと願い、
また坂本龍馬が海援隊を創り「世界の海援隊商社」を目指した生き様にも憧れ、
とは言えビジネス知識も無い中での創業。
実際の経営をしながら、理論も体系的に学んでおいた方が効果的なのかも知れないと
2019年の年末頃から考える様になりました。
選択肢は5つありました。
1.MBA
2.各種経営セミナーをフル受講
3.中小企業診断士修得
4.経営書籍を購入しまくって学校と同じ位に学ぶ
5.お金や時間がかかる勉強は辞めて経営に専念
「MBA」は、費用効果を考えると、実践度に疑問を覚えました。
勿論、活躍されている方も多く居られるますがハーバードを卒業して失敗している話や、
プレMBAを受講して感じるのは知識は豊富になって肩書きも立派になるだろうけど、
経営への費用対効果が積極的にありそうには感じられませんでした。
次に、
「経営セミナーを片っ端から受講しまくって、セミナー会社の指導体系をフルカバーすること」を考えました。
これも効果を考えると疑問。
実際にフル受講した先輩社長が赤字だったり、更にはその社長がセミナー代表に
「最初のセミナー教えが身についていませんね、もう一度最初から学び直しですね」と言われ、
無限ループでセミナー受講が必要になる恐ろしさを感じていました。
「中小企業診断士」は当時「足の裏の米粒」と言われており、資格を取っても食えないと言われていました。
また、社長という仕事柄、診断士の講義を受ける事もちょくちょくありましたが、
経営理論には長けていても実際には経営して成功や苦労や逆境を克服したことがない人ばかりで、
実践出来る人達には感じられませんでした。
ただ、MBAや経営セミナーよりは国家資格も得られることで支援仕事の可能性もあり、実利的かと思いました。
「経営書籍を購入しまくって学校と同じ位に学ぶことをマイペースで行うこと」は、
現状の延長線上であり、どれだけ経営の勉強ばかりしていてもブレイクスルーは起こり得ないと判断しました。
最後の、「経営への専念」は、
大規模な投資を行って新事業を始めたばかりの時期でもあり、
お金や時間がかかる勉強は辞め、3〜5年程は経営に専念することは最も真っ当な選択肢でした。
しかし、毎年目スキルアップやキャリアアップも必要と感じていたことや、
事業計画立案で各種専門家に相談して立案していくスタイルに限界や不満を感じていたこともあり、
経営の勉強を止めることは急がば回れの逆を行ってしまうのではという懸念がありました。
どれも一長一短はあるのですが「費用対効果」という意味では中小企業診断士を目指そうと思いました。
公的な役割を担う中小企業診断士の役割を考えた際、
今まで自分が先輩社長達から教わってきた恩を今度は自分が専門家として恩送り出来るのではという想いや、
倒産していく後輩経営者達を助けられなかった無力感から、
少しでも出来ればと願いました。
そんな、草の根支援活動を通して地域や世界で活躍できる中小企業診断士になって幸献したい
と志したのが中小企業診断士を目指そうと思った理由です。
どのように中小企業診断士の資格勉強をされたんですか?
私は2020年1月1日から勉強を開始しました。
◆最初費用が安かった「診断士ゼミナール」で講義ビデオとPDFテキストで学習(2020年1月1日から4月迄)
アウトプットがwebシステム化されていなかった為に、他教材を探索開始。
◆media5中小企業診断士講座(2020年5月から2ヶ月位)
CD-ROMインストール型の一次試験web添削e-ラーニングシステムですが、
情報更新されておらず誤記も非常に多い為に他教材を探索開始しながらも、初年度はこれで勝負。
当初計画では、2020年の1次試験で3科目受験(経済学、企業経営理論、経営法務)、
翌2021年に残り4科目を合格する戦略を立てました。
結局2020年1次試験では経済学を除く2科目合格でした。
◆STUDYing(2020年7月から2021年合格まで)
2020年1次試験後にSTUDYing受講開始。
web添削e-ラーニングシステムがとても使いやすく、
翌年2021年は戦略を変更して7科目受験して全科目合格。
2021年秋頃からはZOOM等を使った遠隔オフ会や2次試験勉強会に発展していき、
今では、すたとも診断士会として発足してリアルでも同窓会や情報交換を頻繁に行うなどして、
かけがえのない戦友会・診断士会として今も勉強仲間との人脈が続いています。
最後に
このように、同期のブログのためにわざわざ1500文字の原稿まで作成下さるパワーな漢です。
総合格闘技の大会を主催したり、美術にも関心があったり、
幅も広い。
四国から夜行バスで通学するこの人のおかげで、私は、この1.5年。
一度も「時間がない」と言う発言をしておらず、常に「暇」と発言しています。笑
7人目は誰にしようかな~
来年の春、一緒に資格が取れることが楽しみです。
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