【簡単に分かる】ESG投資が生まれた背景や規模、批判的な声とは!

ESG投資のイメージ

CSR・CSVと混同しがちなESG、前の2つは企業の活動を指す事が多いですが、ESGは投資です。

ただ、

社会貢献のための活動と言う大きな括りでは類似している点も多い!

よって、ここに記事として残しておきます。

結論を申し上げると、ESGは投資で用いる用語になります。

目次

ESG投資とは何?

金融機関や機関投資家等が

「環境(Environment)」・「社会(Society)」・「統治(Government)」

を重視して事業を営む企業を評価し、それらの企業に対して積極的な投資を行う活動をESG投資と呼びます。

投資信託などで検索してみると、グローバルは勿論、国内でもESGと名がついた商品がたくさん見つかると思いますし、絶好調な運用状態になっています。

みなさんの関心も高いんでしょうね。

ESG投資が生まれて来た背景・規模について

2006年に国際連合が打ち出した「責任投資の原則(Principle For Responsible Investment)」が、現在のESG投資に繋がっているとされています。

2022年3月時点、世界全体では責任投資原則に署名した金融機関や機関投資家は5,000社(含、機関)等に迫っており、運用する総額は121兆3000億ドル(約1京5700兆円)にまで伸長している

日本のGDPと比べても尋常ではない額のお金が動いているという事が非常によく分かると思います。

一方、国内においては法的な強制力はないものの、金融庁が2014年2月に機関投資家の行動規範として「スチュアードシップ・コード」を公表。

同じく2015年には金融庁が東京証券取引所と組んで上場企業が取り組むべき行動規範として「コーポレートガバナンスコード」を公表しています。

その後2018年の改訂時においては、企業が開示するべき情報としてESG関連情報が追加される形となりました。

ESG投資に対する批判的な声

中小企業診断士養成課程ブログ挿入
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こうしたESGを推進する動きに対しは、

ネガティブスクリーンをかけているにすぎない」という否定的な見解も散見されますが、金融機関や機関投資家からの投資を求める企業にとって「環境」「社会」「統治」に対する目配せを行う事は、今日現在に至っては、当然の事として受け止められており不可逆的な動きだと感じます。

※ネガティブスクリーンとは、予め決められた特定の社会的または環境に対する基準を満たさない企業を排除すること。

また、SDGsの17目標に対する批判と似ていますが、E・S・G以外(「環境」「社会」「統治」)の社会貢献活動を軽んじているのではないかと言う批判。

更には、こちらも社会貢献活動とは一心同体的につきまといますがグリーンウォッシュの問題も避けては通れず、目配せが必要になります。(実際の活動を誇張する事、この場合は、自身の実際の活動以上のESGへの配慮をアピールする事)

CSRやCSVやSDGs、更にはサステナビリティ経営等を語る上で、必ずこのESG投資という概念が入り込んでくるため、ここで記事化を行いました。

2023年現在、投資信託等においては一般消費者を対象とした数多くのESG投資商品が並んでおり、投資における選択肢の1つとして、既に社会的な認知も獲得しています。

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