たまにはドキドキして時間を忘れてしまうようなサスペンス・ホラー小説も楽しいですよね。(怖すぎるのは苦手ですが‥)
今回の記事は、
時間を忘れて楽しめるサスペンス・ホラー小説を読みたい!
という方に参考にして頂ければ嬉しいです。
リカ(五十嵐貴久著)
軽いノリでマッチングアプリから美味しい出会いを求めた既婚の男に襲いかかるとてつもなく恐ろしいサスペンス・ホラー小説です。
怖かった、ほんと怖かった。最後までとにかく恐ろしい。ドアにまとわりついた髪など背筋が凍る。グロ耐性もかなり求められる疾走系サスペンスホラー。このジャンルが好きな方はランク1位に推す声も多い作品です。
イン・ザ・ミソスープ(村上龍著)
最初から最後まで、終始不穏で気持ち悪くてクセになる、そんな作品。
昭和後期から平成初期にかけての社会の暗部があぶり出されているように私は感じました。〇す事でで自己認識をするフランクの存在がとにかく異様で居心地悪い‥何よりも表紙の不気味さがやばい1冊です。
後妻業(黒川博行著)
サスペンスというもの自体の定義は正式にはないよでうですが、最後までドキドキが止まらないと言う観点でこちらに入れさせていただきました。(ミステリーとはなんとなく違う気もして)
帯にありますが『じじいをダマスのは功徳や!』を見てからの一気読み。関西弁とストーリーテンポの相性が抜群で疾走感あふれる、良い意味で下品な小説でした。
半島を出よ(村上龍著)
某国が突如として日本を襲い、九州は博多を占拠。何もできない日本の政府・平和ボケした国民達(敵将のファンまで登場)と言う‥何とも言えないリアルな小説。理屈や常識が全く通じず淡々と支配され、征服されていく過程が本当に恐ろしい。
そして、彼らと戦う日本のアウトロー軍団の予測すらできない武器や戦術。なかなか痺れる。
リング(鈴木光司著)
私が人生で読んだことを後悔したのはこの1冊だけかも知れません。とにかく、怖い。日本特有のジットリとした恐怖が最初から最後まで襲ってきます。
そして途中で読む事を止める事もできな怖さ、昔のビデオテープ・井戸・両性具有何から何までホラーです。今では少しコメディタッチで扱われる事も多い当書の主人公‥めっちゃくちゃ怖いので覚悟を。
ヨモツイクサ(知念実希人著)
ホラーミステリーと思って最後の方までずっと読み続けていました。怖い・グロい・エグい、ホラーや痛い描写が苦手な私は何度も挫折しかけましたが、結論「読んでよかった」。
単なる異形生物との戦いに留まらず、素直に驚かされました。ホラー小説が苦手な方や、昆虫が苦手な方は無理かも知れませんが、「ただのホラーミステリー小説でしょ」と思っているあなたは騙されます。
最後に
この分野はまだまだ未開拓ですが、少しずつ増やしていきたいと思います。
最後まで読んで頂き、有難うございました。
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