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中小企業診断士の「最初の仕事」を作る|取材の学校で取材・執筆を武器にする

取材の学校記事イメージ

中小企業診断士として合格・登録まで終えた。けれど、次の一歩が見えない。
「仕事って、どこにあるの?」と本気で悩む。これは決して珍しい話ではないと思います。

診断士の勉強で得た知識は確かに武器です。でも、資格直後に本当に足りないのは、知識よりも“信用”です。つまりは実績。実績がないから提案しづらい。提案しづらいから実績が増えない。ここで立ち止まってしまう人は多いです。

このループを、取材と執筆で抜け出す方法があります。それが、私が通った「取材の学校」です。

取材の学校は、取材の知識を短期で学ぶことができ、「自分の名前で残る成果物」を作れる可能性のある講座です。診断士の“最初の仕事”を作る入り口として検討してみてはいかがでしょうか?

この記事では、実際の卒業生の視点(13期生)で「取材の学校の全体像」を一気に分かるようにまとめます。

もくじ

取材の学校とは

株式会社プロデューサー・ハウスが運営する『取材の学校』は、中小企業診断士(または資格保有者層)を中心に、取材・執筆の技術を体系的に学ぶことができる学校です。

4〜5月の日曜日に本講義が集中して組まれ、オンライン中心で進みます。写真撮影系の講義や特別講義は、希望者向けの回として別枠で用意されています。

取材は、当日しゃべって終わりではありません。企画、準備、質問設計、場の回し、取材後のフォロー、筆耕、構成、タイトル付け、校正、編集者とのやりとり、締切管理まで含めて“仕事”です。

取材の学校は、この一連の流れを、最初から最後まで、実際の記事を作成しながら学ぶことができます。

そして、修了後、「取材案件」を頂ける可能性があることも「取材の学校」の魅力になります。

なぜ「取材・執筆」が診断士にとって大きな財産になるのか

資格を取って最初に必要なのは、「自分自身の信用や実力」を相手に伝える材料です。
ところが診断士は、資格自体の認知度も低く、資格名だけでは信用が自動で付くわけではありません。

最初に詰まりやすいのは、だいたいこの2点です。

  • 信用できる人なのか、何ができる人なのか、相手が判断できない
  • 相談されないので、実績が増えない

取材・執筆実績は、この2つをまとめて解決しやすい方法です。

  • 成果物が残る(信頼のおける媒体に名前が残る)
  • 取材先との関係が生まれ、次の縁につながる

つまり、取材実績は瞬間・瞬間に感じますが、診断士として長く残る資産になります。

取材の学校で身につくこと

取材の学校で強く鍛えられるのは、診断士としても重要な次の力です。

診断力(状況を正確に捉える力)

取材は「相手の現状を短時間で掴む」作業です。背景、制約、意思決定、課題、打ち手。
これを早期に、正確に拾えるほど、診断実務が効果的になります。

質問力(順番と深掘りの設計)

質問は思いつきで投げて良いものではありません。
目的から逆算し、順番を決め、相手が話しやすい形を作り、必要なポイントで深掘りする。これが型になります。

聴く力(本音を引き出す)

「聴いているつもり」が一番危険です。
相手が話したいことと、こちらが知りたいことをすり合わせながら、本音が出る場所まで会話を運ぶ。これが取材の肝で、診断士の本質的な課題抽出にも直結します。

書く力(構成で伝える)

文章は、上手い表現も大事ですが構成力で決まります。
どこで背景を置き、何を先に言い、どう締めるか。読み手の理解が進む順序を作れるようになります。当然ですが誤字脱字は避けなければなりません。

現場対応力(想定外に耐える力)

取材は予定どおりに進みません。沈黙、脱線、時間切れ、予想外の返答。それでも目的を達成して記事にする力は、支援の現場でも活かすことが可能です。

カリキュラムの全体像

取材・執筆を「仕事として回す」ために必要な内容が、企画から記事化まで一通りカバーされています。

  • 企画立案、アポイント、事前準備
  • インタビュー本番(質問手法・深掘り)
  • 取材後のフォロー
  • 座談会の回し方
  • 執筆(構成・導入・見出し・締め)
  • タイトル/キャッチコピー
  • 校正、編集者とのやりとり
  • スケジュール管理(締切の守り方)
  • 媒体理解、告知・広報
  • 著作権(動画講義)

「取材当日」だけでなく、前後の工程が丸ごと入っているのが大きいです。

第13期(2025年)の本講義スケジュール

本講義は全8回。

第13期に限っては午前と午後の2回に分けて講義が開催され、どちらかに出席必須という形でしたが14期以降は未定のようです。

1限(4/6)

テーマは「取材とは何か/質問手法の基本」、取材の「設計図」を作る回。目的の置き方と事前準備が、ここで固まります。

2限(4/13)

テーマは「インタビューの教科書」、取材対象者に対するアポ取り、アイスブレイク、メモの取り方など、現場で再現できる型を学びます。

3限(4/20)

テーマは「人に読まれる記事を作る:座談会・執筆のポイント」、読者が読みやすい構成、見出し、導入、締め。座談会の回し方も含めて非常に実践的な内容です。

4限(4/27)

テーマは「アウトプットの質を高める実践的な取材術」、導入時の会話、聴き方、書き方、読後満足度の上げ方など、具体的なテクニックも増えてきます。

5限(5/11)

テーマは「ロールプレイング(実際にやってみて気づこう)」、模擬取材で弱点がはっきり出ます。質問の順序、沈黙、深掘りの癖が見えてきます。反省の多い1日でした。

6限(5/18)

テーマは「プロライター視点/編集者視点から見た取材」、取材の仕事では読者と共に、雑誌が持つコンセプトとの整合性も非常に重要です。企画の通し方、取材の組み立て方などを学び、取材と言う仕事が立体化してきます。

7限・8限(5/25)

7限:取材の写真撮影(記事を引き立てる写真)
8限:執筆プロジェクト事前説明会(終了後のプロジェクトや案件についてのお話)

動画講義

テーマは「執筆時に注意したい著作権について」、引用・表現・権利関係でつまずかないための実務知識です。


オプション講義

希望者向けの講義として、特別講義、撮影班講義(取材用写真の実地回)、企画提案会などが用意されています。

私は撮影班講義はカメラ初心者には特におすすめします。理由は単純で、わずかな時間で「撮影」に関する技術が一気に引き上げられます。文章だけでは伝わらない、空気感を伝えれらる「一枚」を撮影できるようになります。

課題:締切厳守で「実務の型」が身につく

取材の学校で一番 “効果” を感じたの課題です。

取材→筆耕(文字起こし)→記事化までやり切る形になります。しかも短期講座なので、課題は同時並行になりやすく、段取りが甘いと、最終アウトプットの差として出てきます。

課題例は次の3本です。

  • 受講生同士の相互インタビュー記事
  • 独立診断士へのグループインタビュー記事
  • 編集長へのリレーインタビュー記事

筆耕は地味に時間がかかります。最初は「今どき必要?」と思いました。
でも、品質を担保するためには重要なプロセスだと今は感じています。

いかにツールが進化しても、最終的に音声を聞き直しながら脳みそを整理し、その上で記事を書く。このプロセスの重要性を感じることができると思います。

修了後:仕事紹介の可能性はある(ただし全員保証ではない)

取材の学校は、修了後に執筆案件を頂ける可能性があります。

一方、全員に必ず紹介される仕組みではなく、課題の評価や期限遵守、受講姿勢などの総合判断になる点は押さえておくべきです。

私の体感では、最後まで真剣に課題へ取り組み、期限を守り、丁寧に対応していた人に対しては公平に機会が与えられたと感じています。

※勿論、案件の内容・仕事を頂いた時点における自身の忙しさなどから「断る」ことも可能です。(私も幾つかの案件はお断りさせて頂きました)

事前に準備しておくもの

受講や課題・執筆を進める上での“前提ツール”が示されています。

  • 連絡手段:Facebook / Messenger
  • ファイル共有ソフト:Dropbox
  • オンライン受講:Zoom、Office(Word/PowerPoint/Excel)
  • 機材:PC、ICレコーダー(対面取材に必須、スマホ不可)

最初のオリエンテーションで説明があると思いますがご参考です。

またオプション講義(撮影)を受ける方は、「一眼レフカメラ+フラッシュ」が必要になります。こちらは講義の途中で案内がありますのでカリキュラムが進行している途中に必要に応じて購入すれば十分間に合います。

取材の学校の良いところ

最後に、卒業生として「ここが良かった」と感じた点を3つに絞ります。

最初の実績を、短期で形にできる

診断士が一番困るのは「最初の実績」です。取材記事は成果物として見せやすく、名刺より強い材料になります。その取材の機会をもらえるのは非常に有難いです。

ヒアリングの型が手に入る

質問の順番、深掘り、沈黙の使い方。これが型になると、診断の面談がぶれにくくなります。取材に限らず、インタビューの型を改めて整理することができました。

仲間が増える

「取材の学校」自体はオンライン開催でしたが、撮影のリアル研修、その後の懇親会、更には終了後のプロジェクトでも新しい仲間が増えます。私は関西在住のため、関西の同期とは定期的に情報交換会を開催しています。

大変なところ

ここも書いておきます。取材の学校は楽ではありません。私は免許更新忘れによる「自動車免許再取得」と「取材の学校」が被ったこともあり過酷でした。

  • 課題が重い(しかも同時並行になりやすい)
  • 締切がある(守れないと信用が落ちる)
  • 筆耕がある(時間を取られる)
  • 文章をゼロから教える講座ではない

ただ、この大変さも「仕事を回す力」を養ってくれます。

よくある疑問

Q1. 取材・執筆未経験でも大丈夫?

資料では、受講生の多くが執筆未経験である旨の記載がありつつ、前提として「最低限の文章力を持つ方を前提」とし、“いちから文章の書き方を教えるものではない”とも書かれています。感覚としては企業に勤めながら各種報告書(営業レポートなど)を書ける位の筆力があれば十分だと思います。

Q2. 仕事紹介は必ずある?

「紹介する場合がある」が基本で、全員保証ではない、と明記されています。しかしながら、13期生に限ると最後まで真剣に課題に取り組み、課題提出も期限を守っていた方には公平に仕事を紹介頂いた感覚はあります。

Q3. 受講料はいくら?

2025年時点では税込120,000円でしたが、最新の情報は「取材の学校」公式サイトを参照ください。


まとめ:「取材の学校」は診断士に「スキル」と「最初の仕事」を与えてくれる場

取材の学校は、取材・執筆という実務に近い形で、診断士として必要な力(診る・話す・書く)をまとめて鍛え、同時に“自分の名前で残る実績”をつくっていく講座です。

座学・グループワーク・筆耕・記事化・検閲など、決して楽な講座ではありません。

けれど、その分だけ「取材の型」が身につきます。合格後の一歩目として、あるいは企業内診断士が資格を動かすきっかけとして、検討価値は高いというのが実際に受講し、卒業した私の感想です。

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