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【2025年版】テンション上がる小説おすすめ17選|胸が熱くなる感動作を厳選

中小企業診断士養成課程ブログ挿入

最近なんだか気持ちが沈みがちだな、そんなときこそ、物語の力でテンションを引き上げてみませんか?

この記事では「テンション上がる小説おすすめ」をテーマに、読めば胸が熱くなり、やる気や勇気が湧いてくる17冊を厳選しました。青春スポーツを題材にした爽快な作品から、逆境をはねのけるヒーローの物語、魂を震わせる歴史小説まで、ジャンルも多彩です。

どの物語も、登場人物たちの情熱がページ越しに伝わってきて、読後にはきっと「自分も頑張ろう」と思えるはずです!

もくじ

風が強く吹いている(三浦しをん)|新潮社|2006年刊行|無名大学による奇跡の駅伝物語

落ち込んだ時、なんども勇気をくれた作品。箱根駅伝出場を目指す、無名大学の挑戦を描く青春スポーツ小説です。

過去に天才ランナーと呼ばれた1年生・走(かける)が、陸上部のアパートで仲間たちと出会い、夢に向かって走り出します。

最初は冷めた目で見ていた町の人々が、快進撃をきっかけに「あいつら本気だったんだ」と応援に回る場面は鳥肌もの。仲間とのタスキリレーや予選会の熱気、箱根本戦への執念がページからあふれ出す、テンション上がる小説の代表格です。

もちろん駅伝という戦いそのものも熱すぎる、全てにおいて熱くなれる本です。

あと少し、もう少し(瀬尾まいこ)|新潮社|2011年刊行|中学生の絆、青春駅伝ストーリー

中学生6人がタスキをつなぐ駅伝を舞台に、それぞれの葛藤と成長を描く物語。ヤンキー、気の弱い少年、LGBTQの生徒など、多様な背景を持つメンバーが、1区ごとの物語で少しずつ心を通わせます。

走る理由も抱える悩みも違う彼らが、タスキを託す瞬間に見せる表情が胸に刺さります。

読後には爽やかな涙と共に、自分も何かを走り抜きたくなる衝動に駆られる、青春の「熱」を凝縮した一冊です。

大延長(堂場瞬一)|集英社|2011年刊行|甲子園における死闘と再戦

甲子園決勝、延長15回で引き分けた翌日から始まる再試合の物語。

常連校と、絶対的エースを擁する新潟の公立校。監督や選手同士の因縁、背負う思い、そして突発的な事件が交錯する中、血まみれになりながらも戦い抜く姿が圧巻です。

譲らない両者の闘志と、一球ごとの緊迫感が読む者の心を揺さぶります。最後の一行までテンションを高め続ける野球小説で、試合終了の瞬間にはきっと深く息を吐くはず。スポーツで熱くなりたい人に強くすすめたい一冊です。

犯人に告ぐ(雫井脩介)|双葉社|2003年刊行|刑事の執念に涙する物語

過去に犯人を取り逃がし、左遷された刑事が、失った誇りを取り戻すために執念の追跡を開始。

挑発的な犯人との心理戦、少しずつ追い詰める過程、そして有名な一言「今夜は震えて眠れ」に読者の私もかっこよすぎて震えます。主人公の諦めない姿勢がかっこよすぎて、読み終える頃にはテンションがMAXになる社会派ミステリー。

一気読みしたくなる中毒性のある傑作です。

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親鸞(五木寛之)|講談社|2008年刊行|迷いながらも、歩みを止めない姿が熱い

浄土真宗の宗祖・親鸞をモデルに、一人の人間としての苦悩と成長を描いた長編。

功績を追うだけでなく、迷い、誘惑、苦難に立ち向かう姿が生々しく胸を打ちます。脇役たちも魅力的で、仏教の歴史や背景も自然に学べる構成。

信念を貫く親鸞の姿は、静かに、しかし確実に心を熱くさせます。壮大なスケールと深い人間描写が魅力で、読むほどに心が揺さぶられる、もう少し頑張ってみようとテンション上がる小説おすすめの大作です。

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沈まぬ太陽(山崎豊子)|新潮社|1993年刊行

日本史上最大の飛行機事故である御巣鷹山事故。

大企業の不正と闘い続ける社員・恩地元の物語。正義を貫いたがゆえに左遷され、中近東やアフリカを転々としながらも折れない心。その中で出会う人々や、事故遺族との交流が胸を打ちます。

少しずつ増えていく仲間が、孤独な闘いに光を灯す。大企業の自己保身に屈せず、信念を貫き通す姿は読む者に勇気を与える作品。社会派ドラマの重みと人間ドラマの熱量が融合し、強烈な余韻が残るすすめの傑作です。

のぼうの城(和田竜)|小学館|2007年刊行

忍城の殿様・成田長親は、豪も知もないが「人徳」で人を惹きつける人物。

普段は飄々としているが、いざ戦となれば持ち前の胆力で家臣や領民を鼓舞します。

豪傑な家臣たちとの軽妙なやり取りや、戦場での迫力ある描写が魅力。敵味方を問わず人の心を動かす「のぼう」の姿は痛快で、笑いと感動が同居。クライマックスで見せる圧倒的な覚悟には鳥肌が立ちました。戦国時代の人間味と迫力を兼ね備え、読後には映画も観たくなる。戦国エンターテインメントとして一級品の、テンション上がる小説です。

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羆嵐(吉村昭)|新潮社|1977年刊行

日本の獣害では史上最悪と言われる「三毛別羆事件」を元に描かれた作品。

開拓を進める村を襲ったのは一頭の巨大な熊。次々と殺されるもなすすべもない住民たち。そこに立ち上がった年老いた猟師。年老いた猟師が命を懸けて「熊」に立ち向かう姿は圧巻です。

緻密な調査に基づいた描写がリアルで、恐怖と緊張感が全く途切れません。極限のサバイバルと人間ドラマを融合させた、テンション上がる小説おすすめの傑作。

描写がかなりエグイので読む人を選ぶとは思いますが、老人の知識と経験と武骨な感じががカッコ良い!そんな1冊です。

空飛ぶタイヤ(池井戸潤)|講談社|2006年刊行

死亡事故の責任を大企業からなすりつけられた中小企業社長が、巨大な組織の隠蔽体質に立ち向かう社会派エンタメ小説。

周囲の反発や脅迫にも決して屈せず真実を追い求める姿は胸を打ちます。次々と現れる協力者との連携や、逆境を跳ね返す展開は痛快そのもの。

正義が最後に勝つという希望が描かれ、読後には深いカタルシスが訪れる。企業の理不尽に挑む物語は、働く人々に勇気を与える。勧善懲悪の爽快感を味わえる、テンション上がる小説おすすめの代表作。

燃えよ剣(司馬遼太郎)|新潮社|1962年刊行

土方歳三の生涯を描いた歴史大作。

喧嘩好きな少年期から新選組副長に上り詰め、最後は五稜郭まで、信念を貫く姿は感動的です。

仲間との固い絆や、時代に翻弄されな、特に北海道での最期は壮絶で、散り際の美学が鮮烈に刻まれる。歴史背景の描写も緻密で、幕末の空気を肌で感じられる。読む者に勇気を与える。武士道精神を体現した、テンション上がる小説おすすめの不朽の名作。

ミッション(岩田松雄)|アチーブメント出版|2010年刊行

元スターバックスCEOが語る、企業経営とリーダーシップの真髄。

社員一人ひとりの価値観を尊重し、現場の判断を信じる姿勢が描かれます。

ブランドの背景や理念、社会貢献の重要性など、単なる経営指南に留まらない熱いメッセージが詰まりに詰まった1冊。仕事に対する誇りや使命感を再確認させられ、明日からの行動が変わるかもしれません。ビジネス書でありながら、キャリアに悩む人にも刺さる。働く意欲を高める、テンション上がる一冊なのでここに紹介します。

老人と海(ヘミングウェイ)|新潮社|1952年刊行

孤高の老人が巨大なマグロと数日にわたり死闘を繰り広げる物語。

海上(船の上)での絶望的な孤独、自然との対峙、さらには少年との交流が切なくも力強い。敗北すら誇りに変える老人の姿は、読む者に人間の尊厳と不屈の精神を感じさせます。

読み返すたび新たな発見があり、静かでありながら胸を熱くする力を秘めた作品。人生の厳しさと美しさを同時に味わえる。心の奥に長く残る、おすすめの文学的名作です。

一路(浅田次郎)|中央公論新社|2013年刊行

参勤交代の差配役を任された若者が、バラバラな仲間たちと共に旅をする成長物語。

最初は頼りなかった部下たちが困難を乗り越え、誇り高い武者へと変わっていく姿はとにかく胸を打ちます。

道中の事件や人との出会いが物語に彩りを添え、中山道の風景描写も臨場感が。笑いと涙が交互に押し寄せ、読後には温かい余韻が残る。人の成長と仲間の絆を描き切った、テンション上がる小説おすすめの時代小説。

中山道の風景が見たければ「浅田次郎と中山道ー『一路』の舞台を訪ねて」もおすすめです。

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村上海賊の娘(和田竜)|新潮社|2013年刊行

戦国時代、瀬戸内海を舞台に女性武将・景が戦場で縦横無尽に活躍する歴史エンタメ。

判官びいきの展開とユーモア、海戦の迫力が見事に融合し、読者を全く飽きさせません。景の強さと人間味あふれる行動は痛快で、読む者に勇気を与えます。戦の駆け引きや海上での戦術描写も秀逸で、歴史小説好きにはたまらない仕上がり。女性主人公の活躍が光る、テンション上がる小説おすすめの快作。

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イクサガミ 天(今村翔吾)|講談社|2023年刊行

時代は士族というものが世の表舞台から消えた西南戦争後。

突然日本中に配布された「腕に覚えのあるものは天龍寺に集まれ」の怪文書。巨額の報酬を得るために、292の剣客たち(忍、アイヌの勇者、殺人鬼、警察などなどなど)に与えられたゲームのルールは殺し合ってしながらポイント(木札)を集めながら東京にたどり着くこと。

突然始まる、バトルロワイアル。出場者292名。武器も違えば、地形の活かし方、仲間の数も異なる。本当にたくさん書きたいですが、是非、読んでほしい激熱作品。「天」「地」「人」「神」の4部作。

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イクサガミ 地(今村翔吾)|講談社|2024年刊行

イクサガミ「天」の続編、天竜寺に集められた剣客も約半数に。

主人公である嵯峨愁二郎が使う「京八流」の悲しい歴史が今回の作品で明らかにされます。同じく「京八流」の継承者でバトルロワイアルへの参加者である三助、彩八、甚六、四蔵などの兄弟たちとそれぞれ秘技。

次々と登場し、次々と消えていく魅力的な猛者たち、成長を遂げる元々はひ弱だった仲間、全ての展開があまりにも熱すぎます。3作目の「人」が既に待ちきれません!

私の推しは「アイヌの弓使い カムイコチャ」「最弱の侍 桧山新次郎」「最強の忍者 柘植響陣」。敵役の「岡部幻刀齋」「貫地谷無骨」もカッコよすぎます。

イクサガミ 人(今村翔吾)|講談社|2025年刊行

『残った奴、全員化物』と言う帯にふさわしい東京直前の大激闘。特に「島田」でのバトルロワイアルは映画を観ているかのような凄い迫力!

台湾からの参加者「眠」の薬と体術、清から参加した格闘の天才「陸乾」、銃撃を得意とする「白井」、更には鎖鎌の使い手や居合の達人、更には京八流の面々が入り乱れての大乱戦。本シリーズで最高に興奮しました。

最後の最後にはついに対峙する 愁二郎と幻刀齋 愁二郎と無骨 無骨と幻刀齋 共闘する響陣と彩八 全てを語りたいですがネタバレ防止に努めます。最後の最後までThe エンターテイメント!

最後に

書いてるだけでテンションが上がり、胸が熱くなる小説だけを厳選してご紹介させて頂きました。

少し落ち込んだ時でも、元気を取り戻せる作品ばかりです。

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