原作『イクサガミ』で圧倒的な存在感を放つ「アイヌの狩人」弓使い・カムイコチャ。
矢を二本同時に射ったり、自由に軌道を曲げるたり、頭上から攻撃したり、といった変則的な弓技を駆使し、近距離主体の蠱毒の中で異質の強さを見せる重要キャラクターです。
本記事では、カムイコチャの
- 性格と背景
- 弓技の特徴
- 戦闘履歴
- 原作における最期(※重大ネタバレあり)
を原作に準拠しながら、最短で呼んでいただけるようにまとめました。
「最終的に死ぬの?生き残るの?」「原作ではどう描かれた?」という疑問にも一気に答えます。
カムイコチャとは?
カムイコチャは、原作『イクサガミ』に登場するアイヌの弓使いです。
二本同時射ちや軌道を「曲げる」「落とす」など変則的な弓技を持ち、蠱毒戦で異質の存在として描かれています。しかし彼の真価はその技や肉体の“強さ”だけではありません。
仲間を守るために命を使い切る、その人間性こそが読者の心を捉えて離しません。
カムイコチャの性格と背景
彼は決して争いを好む戦士ではありません。
- 真面目で誠実
- 仲間想い
- 弱き者を守ろうとする本能
- 自分より他者を優先する性格
特に「子供を殺めることは、悪の極み」とする揺るがない価値観は物語を動かす軸になります。
常に一緒にいるわけではないですが、小さな少女・香月双葉を守るために、命を賭して行動する姿は象徴的です。
カムイコチャの弓技(特徴)
● 複数本の同時射ち
左右で別々の軌道を描き、同時に相手の死角を突く。
● 軌道操作(曲げる/落とす)
通常では考えられない角度から攻撃。障害物越しの奇襲や、急降下する上からの攻撃で回避不能。
● 圧倒的な精度の高さ
射程距離であれば、風をよみ、距離をよみ、絶対に外さない制度をほこります。
● 中距離でのバトルでは圧倒的な支配力
近接戦が中心の蠱毒戦において、弓の射程は絶対的優位。カムイコチャは“距離の概念を変える戦士”として描かれます。
最大の見せ場:島田宿での「眠」との戦い
カムイコチャ最大の名シーンが「島田宿における最強登場人物の1人「眠」との戦いです。
【1】台湾の伝説、最強説もある「眠」との死闘
眠は薬(毒薬)を操ると共に、体術にも優れる極めて危険な使い手。
化物が束になっても攻略法が見つからない「眠」との闘いカムイコチャにとっても最強の相手ですが、彼は退きません。
彩八との信頼関係と正確無比な「矢の軌道」でジャイアントキリングを果たします。
【2】最後の一矢は双葉を逃がすため(「天明刀弥」の足を狙う)
戦えば戦うほど強くなる天明刀弥。双葉を倒せば更なる強敵が出てくることを期待し、双葉を追いかけます。
双葉を守るため、体中傷だらけで満身創痍となり、生き残る事は難しいと悟ったカムイコチャ。最後の矢は口を使って弓を構え、天明刀弥の足を射抜き、力尽きます。(双葉を逃がすため)
蠱毒の後:双葉が蝦夷の土地を取り戻す
蠱毒の戦いが終わり、最終勝者である「香月双葉」はカムイコチャの故郷を取り戻すため、賞金を蝦夷へ届けます。
それはアイヌの土地を取り戻すという、彼の参戦目的を叶えるものでした。
まとめ
カムイコチャは強さだけではなく誠実さ、人間性、犠牲の精神が際立つキャラクターです。
中距離の戦いでの無双、島田宿での眠戦、双葉を逃すために刀弥へ放った一矢、これらが重なり、彼のキャラクターは読者の心に強く残る事になります。
原作「イクサガミ」主要キャラの最期と最終決戦の流れはこちらでまとめています。



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