大好きな小説家はたくさんおりますが、それぞれの著者別にこの5冊(当記事のみ翻訳1冊を追加して6冊)を厳選して記事化します。
何らかの作品を読み、次は何を読もうかな?と考えている方に参考にして頂ければ!
第4弾は、語る事はもはや無いですよね、ノーベル文学賞とれないかな~村上春樹さんです。
東京奇譚集
東京を舞台にした不思議で奇妙な物語の集合体。
あまり耳にしない『奇譚』という単語は、まさに「珍しくて不思議な物語」という意味だそうです。
『偶然の旅人』『ハナレイ・ベイ』『どこであれそれが見つかりそうな場所で』『日々移動する腎臓のかたちをした石』『品川猿』これらのタイトルにピンときたらぜひ手に取ってください。
短編集ですが外れなし、テレビ番組『世にも奇妙な物語』が好きな方!には特におすすめします。

以下の記事内でも紹介させて頂きました。

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド
壁に囲まれ、時間の流れもおかしい、不思議な世界、閉じ込められたこの世界から出られることはできるのか?
(失礼ながら)こも作品までは苦手としていた村上春樹さんにどっぷりとはまるきっかけになった一冊。
高い壁に囲まれた世界で暮らす‥というと「進撃の巨人」、「進撃の巨人」の方がはるか後から発表されておりますが世界観は何となく近いものを感じました。作家さんの想像力に恐怖を覚えながらも、上下巻、文字通り寝られなくなって読んだ作品です。ロールプレイングゲームが好きな方には一押しかな!

街とその不確かな壁
村上春樹さんワールド炸裂!フワフワと透明で不思議なお話です。
「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」を紹介したら次はこの作品を紹介せずにはいられません。
「世界の終り」と世界観は類似、「現実世界」と「壁に囲まれた不思議な世界」を行き来しながらストーリーが展開されます。単角獣の存在や図書館での夢読みの仕事なども重複しておりますが、これはこれで全く別の話です。
青春ど真ん中で彼女と別れ、壁に囲まれた世界で彼女と再会、イエローサブマリンのパーカーを着た無尽蔵に本を読む少年、カフェの女性店員や死んだはずなのに現世に残る子易さん。村上春樹さんで無ければ書けないだろうなと思う不思議な世界を是非堪能してください!
村上春樹作品を読まない理由として挙げられる、残酷な描写も性的な表現も皆無、苦手な方も安心して!

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランドと一緒に、以下の記事でも紹介させて頂きました!

ラオスにいったい何があるというんですか?
村上春樹さんのベスト5を選ぶ際にこの作品を入れるのは私だけかも?という紀行集。
村上さんのノンフィクションやエッセイは非常に読みやすく、さすがの文章力で魅了されます。この作品は世界の様々な場所に行かれた際のお話し。全ての短編が秀逸ですが、敢えて言うなら以下の短編が良かった~!
・緑の苔と温泉のあるところ アイスランド
・懐かしいふたつの島で ミコノス島/スペッツェス島
・もしもタイムマシーンがあったなら ニューヨークのジャズクラブ
・野球と鯨とドーナッツ ボストン2
・白い道と赤いワイン トスカナ(イタリア)
世界旅行を楽しんでください!

こちら↓でも紹介させて頂きました!

1Q84
あのイギリスの作家ジョージ・オーウェル「1984」をオマージュしたこちらの本。
10歳の美少年「天吾」と美少女「青豆」は10歳で生き別れる事になります。
その後、「天吾」は作家志望の編集者となり、「青豆」は暗い過去を持つ刑事へと成長します。その2人の人生が20年後「1Q84」という世界で交錯します。
視点が2人の間で切り替わりながら、村上春樹さんらしく、現実と空想の世界を行き来して紡がれる、極上のファンタジー小説です。日常の片隅に異世界への入り口があるかも。

以下の記事内でも紹介させて頂きました!
以上、村上春樹さんのベスト5を選んでみました。
「ノルウェイの森」「(翻訳ですが)グレイトギャッツビー」等々悩みました‥
どんどん作品も出ますのでどんどん入れ替えをするか、或いは拡大します!
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