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【イクサガミ】朧流(おぼろりゅう)とは?奥義一覧・幻刀斎との関係を原作準拠で解説【完全版】

ぼうっと薄くかすんでいる山

原作『イクサガミ』で、京八流と並んで物語の核心を担うのが「朧流(おぼろりゅう)」です。
肉体そのものを極限まで変化させ、技巧よりも“異能”に近い力を発揮するこの流派は、京八流とは対照的な存在として物語全体に恐怖を与えます。

本記事では、
・朧流とは何か?
・奥義一覧と特徴
・継承者・岡部幻刀斎の存在
・なぜ京八流を追い続けるのか
・京八流との根本的な違い

を、原作に基づいて分かりやすく整理しました。
Netflixドラマ版ではまだ深掘りされていない設定のため、原作を読み解く助けにもなる記事です。

※軽度のネタバレを含みます。

もくじ

朧流(おぼろりゅう)とは

朧流は、京八流と同じ源を持ちながらも、まったく異なる方向に進化した“異能な武術”です。
技を極める京八流に対し、朧流は 「身体そのものを自在に変化させる」 ことが特徴。

そのため、朧流の奥義は剣術というより“肉体操作の究極系”であり、常識では測れない動きを可能にします。

朧流の継承者である 岡部幻刀斎 は、この異質な奥義群をすべて会得したことで、京八流の候補者たちを執拗に追い詰める存在となっています。

朧流の奥義一覧(原作に準拠)

朧流の奥義は六つ。

いずれも“天”の文字を冠し、身体能力を極限まで拡張する力を持っています。
京八流のような技巧的な美しさよりも、人智を超えた生物的な強さが特徴で、端的に気持ち悪く嫌悪を抱かせます。

■ 七殺(しちさつ)

全身の筋肉を完全に操る奥義。
人間離れした筋力を瞬間的に引き出し、岩を砕くような常識ではあり得ない動作を可能にする。
攻撃力・瞬発力ともに朧流の根幹となる力。

■ 天機(てんき)

骨の可動域を自在に操る奥義。
腕を伸ばしたり、逆に身体を縮めたりといった“人の限界超えた”の動きを実現する。
剣術に重要な間合いという概念を破壊する恐るべき技。

■ 天同(てんどう)

脈拍や鼓動を操ることで“老い”を遅らせる奥義。
聖闘士星矢で言えば紫龍の師匠と同じ技。
長期戦ほど真価を発揮する耐久系の技で、幻刀斎の異様な生命力を支えている。

■ 天相(てんそう)

猟犬を超える嗅覚を得る奥義。京八流の継承候補をしつこくつけまわせたことも納得。
対象の位置を正確に特定でき、逃亡者を追う力として異常な効果を発揮する。
愁二郎たちが逃げ切れない理由のひとつ。

■ 天梁(てんりょう)

治癒能力を極限まで高める奥義。
深手を負っても通常の倍以上の速度で回復し、死線からの復帰も可能にするというチート技。
朧流のタフネスを象徴する技。

■ 天府(てんぷ)

実は物語の中では非常に重要な意味を持つ奥義。
五感で受け取った全てを記憶し、後世に伝える。そのために、岡部幻刀斎は京八流への恨みを忘れない。
朧流の歴史を“身体で継ぐ”ための力ともいえる。

継承者・岡部幻刀斎という存在

朧流のすべての奥義を継承し、完全体に至ったのが 岡部幻刀斎 です。
その異常な戦闘能力と追跡力は、京八流の候補者たちにとって脅威そのもの。

彼が京八流を執拗に追う理由は、“朧流にまつわる特別な過去”と“師への復讐” に深く結びついており、物語の大きな焦点となります。

(※詳細はネタバレの核心に触れるためここでは省略)

朧流と京八流の違い

両者は源を同じくしながら、まったく別の方向に進化しました。

  • 京八流:技と型を極める「術体系」
  • 朧流:身体(脳などの機能)そのものを変化させる「生体変化系」
  • 京八流は八つの奥義を集約させる ※奥義名は北斗に紐づく
  • 朧流は六つの”天”の系統をすべて継承 ※奥義名は南斗に紐づく
  • 朧流の使い手は単独でも京八流の継承者(複数人)に対抗できる

この対比が、愁二郎たちの絶望感と、物語の緊張感を生んでいます。

京八流については、八つの奥義の特徴や継承戦の仕組みを詳しく解説した記事があります。
京八流とは?奥義一覧と特徴はこちら

まとめ:朧流は“異能”としての存在感を放つ流派

朧流は、京八流の技巧とは対照的に、肉体変化・生命力・異能的な動き を主軸とした流派です。

幻刀斎の圧倒的な強さの秘密でもあり、逃亡劇において“逃れられない恐怖”として機能する存在。

京八流の記事と合わせて読むことで、『イクサガミ』という作品の戦闘体系がより深く理解できます。

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