【2024年版】テンションがあがり、熱くなれる!おすすめ小説15選

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なんだかテンションを上げたいあなたへ

これを読めばテンション上がるよ!熱くなるよ!という書籍をご紹介させて頂きます。

最近テンションが上がらないな、熱く魂を揺さぶられる小説はないかな

テンションが「あがる」小説はないかな

と探されている方には読んで頂ければ嬉しいです。

目次

風が強く吹いている(三浦しをん著)

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UnsplashのDuy Phamが撮影した写真

落ち込んだ時、なんども勇気をくれた一冊です。

駅伝の世界では全く無名大学・その学生が、本気で「箱根駅伝出場」を目指す物語

聞いただけで胸熱なテーマですよね!過去に天才ランナーと言われた大学1年生の走(かける)はひょんな事から(万引きで捕まる)寛政大学陸上部のアパートに住むことになります。

寛政大学は陸上界では全く無名の大学。そこで全く無名のランナー達(アパート住人)と共に箱根を目指すことになります。

共に夢を追ってタスキをつなぐことになる濃い仲間たち

予選会からの奇跡的な快進撃最初は軽く見ていたけど徐々に見る目がかわってくる町の人たち。「あいつら本気だったんだ」でついに私も涙腺が崩壊。

もちろん駅伝描写そのものも熱すぎる、全てにおいて熱い・熱くなる本です。

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あと少し、もう少し(瀬尾まいこ著)

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Image by Larisa Koshkina from Pixabay

駅伝小説と言えば「風が強く吹いている」とこちらの「あと少し、もう少し」が2大巨頭ですよね。

こちらの小説は中学生の駅伝ストーリー。ヤンキー君やら気の弱いいじめられっ子やらLGBTQやら、個性豊かな6人がタスキをつなぎます。

1区から順に個人個人の背景や駅伝にかける思いが綴られ、タスキをつなぐ、その場面ごとに涙が止まらず。「風が強く吹いている」と甲乙つけがたい「青春」を感じる熱い小説です!爽やかな気分になりたいなら!

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大延長(堂場瞬一著)

小説の舞台は甲子園。高校野球の決勝戦は甲子園の常連校 対 ガラスの絶対的エース率いる新潟の公立高校。物語は延長15回を戦い抜き、引き分けに終わったその夜から始まります。

満身創痍の監督と選手たち、監督同士の因縁、選手同士の因縁、選手個々人の思い、そして想定外の事件から開設者の思いまで‥様々なモノゴトが入り乱れながら大激戦の再戦。譲らない両者、文字通り血まみれになりながら絶対に負けられない戦いはどちらが勝つのか。エピローグまで一気読みです!熱い!

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犯人に告ぐ(雫井脩介著)

ミステリーの傑作、犯人を取り逃がしたことで左遷され、冷遇されてきた主人公。この主人公が過去の失敗を取り戻すべく、執念の犯人狩りを行います。

主人公をなめた犯人と少しずつ少しずつですが追い詰めていく描写、そして(かなり有名な)あの一言「今夜は〇〇〇〇〇〇〇」でゾクゾクします。主人公の圧倒的な執念がめちゃくちゃかっこいいこの作品。熱くなれる1冊です。(シリーズ化もされているようです)

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親鸞(五木寛之著)

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UnsplashのWolfgang Hasselmannが撮影した写真

浄土真宗本願寺派の宗祖である親鸞聖人をモデルにした小説です。親鸞の功績や偉業をただただ追いかけるような伝記ではなく、

迷いながら、もがきながらも歩み続ける1人の男性の物語です。

長い小説ではありますが、河原者であるツブテの弥七や法螺房弁才などの脇役も魅力的で読みやすく一気読み。

様々な誘惑や苦難を受けながらもブレない魂、熱くなる小説です。

この作品の魅力は本当に書ききれません。様々な宗祖の関係などなど、仏教の歴史も学ぶことができます。(特に宗派と宗派の関係性)お時間のある時にしっかりと腰をすえて読んでもらいたい作品です。

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沈まぬ太陽(山﨑豊子著)

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UnsplashのPaul Szewczykが撮影した写真

衝撃を受け、私は20歳ころから10年間、飛行機に乗れなくなりました。(元々高所恐怖症もありましたが)

思い出しても心が痛む航空事故(御巣鷹山事故)を基にした小説になります。遺族を思い、正義を振りかざしたために、左遷され中近東やアフリカをたらいまわしにされる恩地元。

自己保身に走る大企業に対し、不屈の闘いを挑む主人公と傷つきながらも前へ進む遺族たち

そして少しずつ現れてくる仲間たち(私はちょっとずつ味方が増えてくるシチュエーションが好きみたい)。あの航空事故を忘れないためにもぜひ、読んでいただきたい一冊です。

墜落する機内で父親が家族に書いた「あとは頼む」のメモに大粒の涙。

↓全5巻パッケージ版 これ個人的に欲しいです

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のぼうの城(和田竜著)

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Image by kimura2 from Pixabay

忍城の城主であり、住民が親しみを込めて「のぼう様」と呼ばれる成田長親を主人公とした小説。(表紙の挿絵「ぼー」とした表情もすごく好きです)

成田長親は「人徳」に満ちあふれ「人気」だけは誰にも負けない城主です。「豪」も「知」もない殿さまを全身全霊で支える、豪や知の家来たちをコミカルに描き、

いざ戦(いくさ)となった時の家来の武者ぶりが最高にかっこいい

そして最後に見せる主人公、成田長親の圧倒的胆力に震えました

なんどよんでも熱くなる小説で、続けて映画も見ましたがこちらも良かったです!

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羆嵐(吉村昭著)

日本の獣害では史上最悪と言われる三毛別羆事件を元に描かれた作品。

開拓を進める村を襲ったのは一頭の巨大な熊。次々と殺されるもなすすべもない住民たち。そこに立ち上がった年老いた漁師。

描写がかなりエグイので読む人を選ぶとは思いますが、この老人の知識と経験と武骨な感じががかっこよすぎる。そんな1冊です。

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空飛ぶタイヤ(池井戸潤著)

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利益重視の結果として生じた死亡事故。

その全責任を大企業からなすり付けられた中小企業の社長が主人公の「激熱」「熱すぎる」小説

大企業の隠ぺい体質に真っ向から立ち向かい、文字通り竹やりを振りかざしながら戦い続ける主人公に終始感情移入。そしてその主人公のふるまいを見て1人、また1人と次々に出てくる協力者。

何よりも最後に正義は勝つと言う、勧善懲悪のストーリー展開

魂が震える、わかりやすく熱い本でした。

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燃えよ剣(司馬遼太郎著)

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かなり一般的な歴史の知識なので書いてしまいますが(ネタバレになります)‥ラスト、北海道での散り際が見事で!熱くなる小説でした。

田舎で幼少期を過ごした「土方歳三」は喧嘩だけが得意な少年期を経て、新選組でNo2まで上り詰めるなど頭角を現わし、大出世します。

最後の最後まで不器用に自らの信念を貫く姿

新選組自体に対して賛否両論は有るかと思いますが私には熱く刺さりました。

<余談ですが>

過去の偉人では「土方歳三」「石川啄木」「東郷平八郎」がイメメンTOP3です。

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ミッション(岩田松雄著)

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UnsplashのJason Goodmanが撮影した写真

トップ10の中で一冊だけランクインをさせて頂きましたビジネス本。

個人的に「ブルーボトル」も「イリーカフェ」も「スターバックス」も、私にはお洒落すぎて得意ではなかったですがこの一冊を読んでからはスタバの大ファンに。

✔社員1人1人の価値観を尊重する

✔必ずしもマニュアルに従わなくて良いという企業姿勢

✔高いミッション

明日も一生懸命 働いてみるか、という意欲が沸いてくる不思議な一冊

※最後の方にある岩田さんの「社長としての心構え」や「お勧め書籍」も良かったです。

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老人と海(ヘミングウェイ著)

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人間の哀愁、逞しさ、寂しさ、強さ、と色々な部分を切り取ってから組み合わせたような一冊。

漁師である老人が主人公で、その哀愁とすさんだ感じの港町の描写がまた良い!数日にもわたる巨大なマグロとの闘い、海の上での孤独、少年との交流。

熱いという表現がはたして正しいのかどうかは分かりませんが‥人間の「強さ」や「寂しさ」が私には熱く響きました。

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一路(浅田次郎著)

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UnsplashのJoshua Sortinoが撮影した写真

江戸への参勤交代を差配(運営)することになった主人公とそこにイヤイヤ加わり、運命共同体として随行するみすぼらしい仲間たち。

私にはなかなか想像が難しいのですが、この「差配」という仕事は名誉を重んじる侍にとっては命をかけたものだったようです。

最初は貧乏くさくて頼りなかった部下たちが、数々の事件に遭遇しながら成長を重ね、

最後の堂々たる立ち振る舞い(武者ぶり)には心が揺さぶられます。

読了後には中山道の風景が見たくなり、「浅田次郎と中山道ー『一路』の舞台を訪ねて」を買ってしまったくらい、私ははまりました。

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村上海賊の娘(和田竜著)

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JoeによるPixabayからの画像

瀬戸内海で躍動した村上海賊の娘(景)が主人公の疾走感抜群の歴史小説。

主人公である景が、戦場で縦横無尽の活躍を繰り広げる好意を寄せる相手(もう1人の主人公)に送る一言

あいつアホやで(関西人には最高の誉め言葉です)で涙腺崩壊

ネタバレになるのであまり言えないですが・・大好きな「弱いものが強いものを追い詰める、いわゆる判官びいきもの」です。

共感頂ける方がおられましたらぜひ!存分に堪能できる熱い本です。

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イクサガミ(今村翔吾著)

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Image by MichaelWuensch from Pixabay

士族というものが表舞台から消えた西南戦争後。

条件も分からず配られた「腕に覚えのあるものは天龍寺に集まれ」の怪文書。その巨額の報酬目当てに集まった、約300の剣客たち(忍、アイヌの勇者、殺人鬼、警察などなどなど)

与えられた条件は殺し合いをしながらポイント(札)を集め、東海道を上り、東京にたどり着くこと。

目的も分からず突然始まる、バトルロワイアル。出場者約300名。武器も違えば、地形の活かし方、仲間の数も異なる。

本当にたくさん書きたいですが、是非、読んでほしい。素人同士の戦いではないという点で、「バトルロワイアル」「銀嶺の果て」よりもバトルが熱い。

上下巻(「天」「地」必ず一気読みです)‥(注)2024年4月現在、未完結です。

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以上、書いてるだけでテンションが上がってくる、熱い小説をご紹介させて頂きました。

本日も最後まで読んで頂き、ありがとうございましました。

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