生き残るのは誰??というバトルロワイヤル小説が読みたいな
と思いながら本を探されている方に読んで頂ければ嬉しいです。
実際に読んでみて、ハラハラしたどれも本当に緊張感があり面白いです。
バトルロワイアルの1丁目1番地 「バトルロワイアル」(高見広春著)
中学校の1クラス全員が突然、小さな島に移送
何故ここに連れてこられたかも分からないまま、
最後の1人だけが助かると聞かされ、放り出されていく学生達。
そして、生き残るためにバトルロワイアルに参加せざるを得なくなる、強烈なシチュエーションの小説。
1人1つずつ異なる武器を供給され、首には条件に当てはまると爆発する小型爆弾
私は映画から入りましたが小説もドはまりしました。
マシンガン等のチート系の武器から、ボウガンのように明らかによわすぎる武器、
更には毒薬などの使い方次第のものも。
チームで戦う女生徒やひたすら殺戮を楽しむ生徒まで。
これぞバトルロワイアル小説の原点であり、1丁目1番地と私は思います。
なお、映画と小説は良いのですが、なぜか漫画は‥かなり微妙でセクシー系に寄っています。
徹夜必死の面白さ、何も考えずに読んで欲しい。
生き残るのは誰かな?
漫画版です、これはこれで面白いですがセクシー路線も↓
高齢者のバトルロワイアル「銀歳の果て」(筒井康隆著)
一丁目一番地の「バトルロワイアル」よりもある意味で強烈なこの小説。
「日本以外全て沈没」
「最後の喫煙者」などなど
ブラックユーモア筒井康隆の真骨頂
介護や年金に対し、不満と不安でどうにも立ちゆかなくなった日本。
増大するコスト負担で不安が蓄積した現役世代。
「どうすればいいか、そうだ!高齢者を減らせばいい」(笑)
そして始まる70歳以上の高齢者(おじいちゃん・おばあちゃん)による生き残りをかけた
バトルロワイアルです。
高額な拳銃の売買、
高齢者ならではのスタミナ不足からの泥仕合、
北斗の拳をリマインドさせる奇声の数々。
とにかくシュールの一言。
思いついても書けるのがすごい、生き残るのは誰?
剣客のバトルロワイアル「イクサガミ」(今村翔吾著)
士族というものが表舞台から消えた西南戦争後。
条件も分からず配られた「腕に覚えのあるものは天龍寺に集まれ」の怪文書。
その巨額の報酬目当てに集まった、約300の剣客たち
忍、アイヌの勇者(弓使い)、殺人鬼、警官などなど魅力的な登場人物
与えられた条件は、
殺し合いをしながらポイント(札)を集め、京都から東海道を上り、東京にたどり着くこと。
目的も分からず突然始まる、バトルロワイアル。
出場者約300名。
武器も違えば、地形の活かし方も異なる。
たくさん書きたいですが、是非、読んでほしい。
素人同士の戦いではないという点で、「バトルロワイアル」「銀嶺の果て」よりも戦いが熱い。
上下巻(「天」「地」必ず一気読みです)
海外からも1冊だけ「ハンガーゲーム」(スーザンコリンズ著)
年に一度のエンターテインメントイベント「ハンガー・ゲーム」。
各地区からくじびき男女1人ずつ(18歳まで)24人が選ばれ、
キャピトルという架空の国の監視下、最後の1人になるまでの殺し合います。
映画も、小説も含めて非常に面白いのですが、
主人公が妹の身代わりで参加したり、
くじびきの相手との恋愛?模様だったり、
なんかくどいのが残念かな。
日本のバトルロワイアルもそうだけど、2作目・3作目となると極端に面白くなくなるのなんでだろ?
その意味で全部面白い「ゴッドファーザー」や「バックトゥザフューチャー」凄いわ。
六人の嘘つきな大学生(浅倉秋成著)
就職内定という1つの席を巡って争う6人の大学生。どんでん返し小説記事にも入れましたが、こちらにもインさせて頂きます。当作品の伏線回収、どんでん具合、読後感、出て来るキャラが全部いい! 一気読も疲れなし
インシテミル(米澤穂信著)
アルバイト誌に載っていた簡単な仕事、それは「科学的実験の被験者」になる事。時給はなんと10万円越え。とんでもない条件に半信半疑ながら集まった12人の男女。とある地下の施設ではじまったアルバイトは‥。
他の参加者を殺せば、更に多額のお金がもらえるデスゲーム&犯人当てゲームでした!あまり何も考えずによめるエンターテインメント小説です。
クリムゾンの迷宮(貴志祐介著)
ホラー、サスペンス、ミステリー、バトルロワイアルがごちゃごちゃと混ざって良い感じに昇華した作品。
理由は分からないが気づけば、知らない所におり、謎解きをしながら生き残るために戦わなかければならない!系の小説。ゲームが進む中で少しずつ明らかになる主催者の目的、色々な意味で変化していく参加者たち。 名著バトルロワイヤルとメイズランナーやファイナルファンタジーや…を組み合わせたような作品!何も考えずに楽しめます!
最後に
まずは目指せ10選!どんどん追記していきたいなと思います。
最後まで読んで頂き、有難うございました。
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