【2024年版】読書マニアが本気で選んだ、おすすめの短編小説31選

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私は雑誌も含めると、毎年200冊以上の書籍を乱読していますが、たまには短編も最高ですよね。この記事では、

何かおすすめの短編小説は無いかな?

短編小説が読みたいんだけど、何が良いか分からない

と言う方に読んでいただければ嬉しいです。長編小説も良いですが、短編小説ならではの魅力「気楽さ」ぜひ楽しんでください!!

目次

僕らだって扉くらい開けられる(行成薫著)

6つの物語が集まった短編集になります。超能力者!と言うにはかなり寂しい‥ほんの少しの特殊能力を持つ人々が主人公。念ずる事でわずか『数センチだけ』モノを右側に動かせる能力者・怒りを覚えると『どこかに』火をつけられる能力者・人に触れば相手を数分だけ金縛りにできる能力者(でも能力をつけると抜け毛が増える)など…

こんな能力なんてなかった方が良かった、と悩む主人公たちが各章でそれぞれヒーローになります!

表題の最終章は、彼等が大集合。アベンジャーズ風に言うとアッセンブルし、ある犯罪解決に挑みます。超弱小版アベンジャーズ、でも凄くかっこよくて勇気があって、私は全員のファンになりました。

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小説の惑星 ノーザンブルーベリー篇(伊坂幸太郎選)

あの伊坂幸太郎さんが「読書を辞めたくなったら、これだけは読んで欲しい」の想いを込めて厳選された短編集。面白くないわけがないです。

初心者向けとされていますが、なかなか難解な作品もあり、私のような一般人には中級者向けに感じました。「煙の殺意」というミステリーの傑作もあれば、芥川龍之介の「杜子春」があったり、更には「サボテンの花」のようにホロっとするものまで。

個人的には「杜子春」の次に紹介されていた「ヘルメット・オブ・アイアン(杜子春のパロディ)」で爆笑させてもらいました。さすが、伊坂幸太郎さん!

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1日10分のぜいたく(あさのあつこ、小川糸、重松清他)

あさのあつこ、いしいしんじ、小川糸、小池真理子、沢木耕太郎、重松清、高田郁、山内マリコさんが集合した短編集です、面白くないわけがない。

ほろっとこさせたり、続きがすごくきになったり、ここで終わり?となったり色々な短編が難しい事を考えずに楽しめる作品。通勤時間が楽しみになるかも!

あなたとなら食べてもいい(柚木麻子・町田そのこ 他著)

超有名な女性作家7名による短編集。全ての作品が「食のある風景」をベースに書かれています。

しんみりくる作品、謎解き的な作品などなどバラエティーも豊富、1日1作品を通勤電車で。私は10日ほどで読み終えました。あまり深く考えることなく読める作品ばかり、さすが超有名作家達で外れ無し。しかしながら、女性が集まると‥これだけ悪口を言ったりしているのかと思うと怖い。

望郷(湊かなえ著)

父親が行方不明になってしまった主人公と母親、その母親を目当てに、手土産をもって通ってくることになった「おっさん」。「おっさん」の本当の目的が数十年後に何かが分かる2つ目の作品(『海の星』)が特に良かったな。ミステリーの要素も十分にあるので、ミステリー好きにもお勧めします。

6つの短編から構成された小説で、1つ1つの話は「瀬戸内海の島」という事を除き、独立した内容になっています。湊かなえさんといえばイヤミス、それぞれの短編に「イヤ~」な感じは散りばめられていますが、読後に悪い余韻が残るものはありません!

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さがしもの(角田光代著)

私が日本でもっとも文章が美しいと勝手に思っている角田さんの短編集。まさに!「本」を徹底的にテーマにした、本好きにはたまらない1冊です。

色々なお話がありましたが「昔、古本屋さんに売った自分の本と再会する話」「同棲していた恋人と別れのため、共通で使っていた本棚を整理する話」が良かった。淡々と読ませてくれます。

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看守の流儀(城山真一著)

どんでん返しの記事とダブルエントリーさせたこの作品。(刑務所関連の業界用語を主題とした)5編からなる重厚な短編集。何よりも、刑務官と言う馴染みのない職業に就かれている方を主人公にしているのが渋い。

繋がり繋がる‥という短編集に少し食傷気味でしたが、当作品くらいのほどよく疎結合な感じは凄く良い。
重厚なのにさらりと読めて途中驚かされ、涙して、最後にひっくり返りそうになるくらいのどんでん返し。モノガタリの醍醐味を存分に味わいました!

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中国行きのスロウ・ボート(村上春樹著)

村上春樹さんが初めて出された短編集です。

Amaoznなどを見るとプレミアがついているのでしょうか?結構高いですね‥

表題となっている「中国行きのスロウ・ボート」等、全部で7編の短編が収録されております。中にはどこかで聞いたことのある「羊男」も登場しますよ。

ほぼすべての短編が余韻を残して終わる、さすがの一言。若いころの村上春樹さんがこれでもか!と粗削りな技を見せてくるようでとてもお勧めの一冊です。

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店長がいっぱい(山本幸久著)

友々屋という丼ものチェーンで働く店長達が1章ごとに入れ替わりながら主人公になる短編小説。何気なく本屋で手に取り、気づけば購入して一気読み。

ホロっとさせたり笑かされたり、「人それぞれに人生がある」そんな当たり前の事をリマインドさせてくれた一冊です。読後は何だかわかりませんが「よし、もう少し頑張ろう」とスッキリする作品でした。ややこしいモヤモヤが無くておすすめです。

私は「松を飾る」と「一人ぼっちの二人」が良かった。

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キッチン(吉本ばなな著)

吉本ばななさんのデビュー作。「死」というものをテーマにした3つの短編集。

表題作の「キッチン」の主人公は「みかげ」。肉親との死別により、独りになった彼女は同じ学校に通っている「雄一」と同居することで少しずつ新しい一歩を踏み出します。

「満月」では「雄一」が主人公、最後の「ムーンライト・シャドウ」でも事故で恋人を亡くした「さつき」が主人公。繰り返しになりますが「死」をテーマに優しい再生の話が続きます。

会いたくて「自宅へ電話をなんどもかけたり」、驚かせるために「部屋に侵入したり」。今では考えられない昭和のシーンを読めるのも醍醐味。

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秋(太宰治著)

太宰治さんの作品280冊が1つにまとまって200円という驚愕のkindle本。

その最初の話。太宰らしく、斜めからものごとを見ながら皮肉たっぷりで面白い。この人、秋が嫌いなんですね(笑)

「秋はずるい悪魔だ。夏のうちに全部、身支度をととのえて、せせら笑ってしゃがんでいる。」文章にセンスがありすぎる、短編で太宰さんの入門編にも最適かも。

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砂の女(安部公房著)

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 昆虫を探しにとある村にやってきた男が主人公。村人に滞在を進められ、その村に宿泊することに。

宿泊する場所は、アリジゴクのような深い深い深い穴の底 、中には家があり、夫と娘を亡くした未亡人が1人で住んでいました。男に滞在を望む女と脱出を試みる男、ただ次第に穴の底の生活に居心地の良さを感じ「順応」していきます。

読む度に色々な解釈ができて深みを感じる作品「ゆでがえる」のような事が言いたかったのかな?非常に短くて読みやすい短編なのでぜひトライください。

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最後は臼が笑う(森絵都著)

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人生で男運(だけではないか)に恵まれない主人公の桜子、ろくでなしの男ばっかりに縁があります。妻子持ち、借金まみれ、極端な性癖持ち等。(みんなろくでなしだが「どこかで可愛げがある」というのが桜子評)

そんな桜子を助けるため「桜子の男運を上げる会」が発足されますが、当人は我関せず。そんな時に桜子は「一部の隙も無い悪人」に出会います。桜子はこの男の少しでも良い所が無いかを探すのですが全く見当たりません。

タイトルの意味も分かる、最後の最後のヒネリが面白い作品です。

形(菊池寛著)

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誰からも畏怖される摂津の槍名人である中村新兵衛。

主君の側腹でありずっと可愛がってきた若い侍に頼まれ、自身の象徴でもある鎧兜を若武者に貸し、別の鎧を付けて戦場に臨みます⚔️

わずか2,000文字程度でなるほど感のある作品でした!文章の「音」「リズム」がすごく好きな一文だけを紹介、

唐冠の兜は、戦場の華であり敵に対する脅威であり味方にとっては信頼の的であった。

青空文庫でゼロ円です!

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セメント樽の中の手紙(葉山嘉樹著)

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プロレタリア文学とはこういう作品を指すのかが理解できる一冊

通っている大学院に通う途中、青空文庫で読了しました。過酷な環境下、多くの子供を支えなければならない労働者の悲哀が端々から滲み出してくる作品です。

コンクリートを使って工事・施工の業務に従事する主人公は自分のお酒代も無いような状況、ある日、コンクリートの中から見た事もない木箱を見つけます。重さからお金が入っていないと分かりややガッカリしながらも自宅で開けると、

木箱の中には、同じ労働者を彼氏に持つ『女工』からの手紙が

ラストも含めて様々な解釈ができる作品だと思います。文庫のページにすると4~5枚かな。あっという間に読めるのに余韻が残る作品でした。

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神の悪手(芦沢央著)

ミステリー短編集です。帯には「このどんでん返しが切なさすぎる」と書かれているこの1冊。「悪手」という単語でピンと来る方もいるかも知れませんが、将棋の世界をベースにした短編ミステリーです。

将棋の事が分からなくても無問題。少し怖い(残酷な話)もあれば、現在の社会問題を炙り出すようなものもあれば、師匠と弟子の葛藤もあれば、様々な短編が楽しめます。個人的には「恩返し」というタイトルの短編がNICE!師匠と弟子の表現しきれない関係が描かれていますよ。

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城の崎にて(志賀直哉著)

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UnsplashのTim Chowが撮影した写真

超短編ですが余韻が残る「最高傑作」と思ってます

所謂、純文学はあまり読まないのですが、最高傑作と言う言葉にひかれて読了しました。ボキャブラリーが足りませんが、めちゃくちゃいいです。

文庫にすれば5~6ぺージ程度の超短編ですが、『城崎』の情景と「筆者(主人公)」死生観が目の前に浮かび上がってくるようでした。

主人公は、東京の山の手線で電車との接触事故にあってしまい、背中怪我の療養のため但馬(今の兵庫県北部ですね)の城崎温泉へ出かけます。

背中の怪我を放置すると「脊椎カリエス」という病気になるとあるのですが、この病気を調べたところ結核に起因する病気との事。電車事故との因果はイマイチぴんと来ませんでした。

城崎温泉に着いてからは本を読んだり書いたり、のんびりと散歩する程度。

その生活の中、『死』というものを今まで以上に身近に感じるようになります。

時には生き生きと働き続ける『蜂』の中に一匹の死んだ蜂を見かけ、その死んだ蜂が朝になると消えている事に無常を覚え、子供たちにいじめられている『ネズミ』を見て、自ら命を絶つことができないネズミに同情し、うっかり『イモリ』を殺めてしまった事で生きる決意を固め‥などなど。

たまには純文学、良いですね。

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ハグとナガラ(原田マハ著)

6つの旅の物語。40代から50代になり、描いていた未来と現実のギャップ。思い通りに行かないと言う気持ちは誰にでもありますよね。そんな生き方でもいい!と心がポカポカと元気になる短編集です。

落ち込んでいる時の友からのメールの一文「旅に行こう、人生をもっとあがこう!」、この一文に全てが凝縮されているように感じた作品です。

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東京奇譚集(村上春樹著)

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東京を舞台にした不思議な・不思議な物語

あまり耳にしない『奇譚』という単語は、「珍しくて不思議な物語」という意味だそうです。

『偶然の旅人』『ハナレイ・ベイ』『どこであれそれが見つかりそうな場所で』『日々移動する腎臓のかたちをした石』『品川猿』これらのタイトルにピンときたらぜひ手に取ってください。

テレビ番組『世にも奇妙な物語』が好きな方!には特におすすめ。

1つ1つ読みやすくて(怖くない)移動時間にもピッタリでおすすめですよ。

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光の帝国(恩田陸著)

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超能力をもつ一族、常野一族を題材にしたこれもまた不思議な物語

哀しくて、すごく優しい短編集です。

私は未読ですが「光の帝国」には続編の短編集もあるようなので長く長く楽しめますね。

不思議で奇妙な短編集が連続してしまいましたが、東京奇譚集とは異なり、

カルマというのか、因縁というのかそういう概念とも密接に絡み合ったスケールの大きな作品

超能力を持つ事という事も楽ではないんだな。

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満願(米澤穂信)

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不気味で不穏な短編集を読みたければすぐに手にとってください。

『インシテミル』や『儚い羊たちの祝宴』でファンになった著者の短編集。

なんとも言えない気持ちの悪さや違和感の作り方、とても上手。どの短編をとっても(気持ち悪くて)ハズレなしの短編集です。

柘榴(ざくろ)なんてタイトルだけで不気味。

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心淋し川(西條奈加著)

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貧しくても、慎ましやかに生活を営む人々に焦点を当てた短編集

江戸時代の澱んだ川沿いに住む、貧しい人々の生活をイキイキと描かれています。

決して悲しい話だけではなく、希望を見出せる話が多いのが特徴かな。私は特に

『師匠』のためにボロボロのお店を引き継ぐ、料理人(弟子)の話がGOOD

パンチとか刺激はほとんどないですが、そんな短編集もたまには良いですね!

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ギフト (原田マハ著)

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優しい短編が疎結合したホンワカする1冊

芸術を絡めた作品を紡いだら、右に出る人はいない原田マハさん。

「楽園のカンバス」は私の中ではベストオブベストの1冊です。その原田マハさんの短編集。

とにかく優しい話のオンパレードです。

※プロポーズにからめたお話が多いかな。

昔、お台場で働いていましたが「コスモス畑」なんてあったっけ??覚えていませんが『コスモス畑を横切って』が特によかった。

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チルドレン(伊坂幸太郎著)

伊坂幸太郎さんの小説は疾走感に溢れ、時間が揺さぶられ、個々の話が絶妙に繋がるものが多いですね。当作品は5作からなる連作短編小説。不器用だけど憎めない男「陣内」を中心にストーリーが紡がれます。

最初の「バンク」では、友人と共に銀行で人質になってしまう話(犯人は誰?)。2作目からは家庭裁判所の調査員となってからの話がメインになります。会社の窓口で頭を下げまくっている父親を見てしまい、父親を尊敬できなくなった少年の話が良かったな~。気楽によめてお勧めです。

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夜を守る (石田衣良著)

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池袋や木更津ではなく上野を舞台にした青春活劇

石田衣良さんと言えば「池袋」ですが、この小説の舞台は山手線で真逆?の「上野」です。

あたかも自分が、上野で生活しているように感じてしまう空気感の描き方がすごい。

街を守る、その辺りの若者たち。エグさもなく、読後も爽やかになれる短編集。

読みやすさが◎。

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あなたの人生の物語(テッドチャン著)

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ハリウッドで映画化された短編も収録した短編集

ハリウッド映画「メッセージ」の原作となった「あなたの人生の物語」がone of them として入っています。天へ天へと、上へ上へと塔を造りたどりついた先にまっていたものは??の『バビロン』も良かった。

しかしながら、

異星人と出会った際の根本問題、「言語が通じない」に特化した表題作はやっぱり斬新

少し難しいですよ。でも、テクノロジー等に興味があれば超おすすめ。

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日本以外全部沈没(筒井康隆著)

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バカバカしさを極めるとこの作品になるのでしょう

何の作品をパロッたでしょうか??これほど分かり易い本はないのではないでしょうか?

「日本沈没」のタイポではありません「日本以外全部沈没」です。

日本以外全部沈没はここで終わり?‥でしたが、爺さん達と婆さん達が月へ旅行に行き、宇宙人と宴会を繰り広げる「農協月へ行く」も笑った!

兎に角、バカバカしさの極致、それしか表現できません!

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邪馬台国はどこですか(鯨統一郎著)

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邪馬台国は確かにそこにあったかもしれない!と思える1冊

ありえないと思うんですけど‥

近畿でも九州でもなく、ひょっとするとそこに邪馬台国があったかも知れない

と思わせる表題作などの短編集。

◆ブッダは悟っていなかった

◆聖徳太子の正体

かなりギリギリの所も攻めていますが、時間つぶしには最高。BARや居酒屋で豆知識として誰からから聞いたら、相当面白いだろうなと感じる話のオンパレード

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雪沼とその周辺(堀江敏幸著)

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静謐な空気が流れる短編集

タイトル通り、淡々と静かに進む 短編集。

最後の短編の解釈が難しく、評価が分かれるようですが私は面白かった。

永い間、ボウリング場を営んできたオーナー。最後の営業日にやってきた若い男女2人に「ラストゲーム」を提案する話。身体が数センチでも傾いていると気になって仕方がない男の話。

1つ1つの話が深い。

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ボッコちゃん(星新一著)

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ショートショートの大傑作と言っても誰も文句を言わないでしょう

「世にも奇妙な物語」が好きな方は必読の1冊。

1970年頃の作品なのに2023年現在も全く色あせないショートショートの数々。(たまに「え、もう終わり?」という作品もありますがそれもナイス)

「ボッコちゃん」「おーい、でてこーい」「ねらわれた星」などの名作が次から次へと登場する宝箱のような短編集。

1つの話の2~3ページで終わるので、

子供を読書に目覚めさせたい方や読書初心者にも超おすすめ。

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李陵・山月記(中島敦著)

中学生ごろから、その格調に惚れこみ、一体何回読んだか分からない作品。人生のゴールが何となく見えてくる中で再読しました。

『臆病な自尊心 尊大な羞恥心 それゆえ切磋琢磨をしなかった怠惰』。私の心を斜め60度位からグサグサと刺してきはるわー。がんばろう。そして、こちらはなんとデビュー作

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最後に

本日も最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。

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