本は読みたいんだけど「長編」はしんどい!そんな時には短編小説がおすすめです。
ファンタジー、ミステリー、時代もの、泣ける、笑える、感動する、古典、新作などなど 様々な短編集を集めてみました。
何かおすすめの短編小説は無いかな
短編小説が読みたいんだけど、何が良いか分からない
と言う方に向けておすすめの短編小説を記事化しました。
短編ならではの魅力「気楽さ」ぜひ楽しんでください!!
僕らだって扉くらい開けられる(行成薫著)
6つの物語が集まった短編集になります。超能力者!と言うにはかなり寂しい‥ほんの少しの特殊能力を持つ人々が主人公。念ずる事でわずか『数センチだけ』モノを右側に動かせる能力者・怒りを覚えると『どこかに』火をつけられる能力者・人に触れば相手を数分だけ金縛りにできる能力者(でも能力をつけると抜け毛が増える)など…
こんな能力なんてなかった方が良かった、と悩む主人公たちが各章でそれぞれヒーローになります!
表題の最終章は、彼等が大集合。アベンジャーズ風に言うとアッセンブルし、ある犯罪解決に挑みます。超弱小版アベンジャーズ、でも凄くかっこよくて勇気があって、私は全員のファンになりました。

小説の惑星 ノーザンブルーベリー篇(伊坂幸太郎選)
あの伊坂幸太郎さんが「読書を辞めたくなったら、これだけは読んで欲しい」の想いを込めて厳選された短編集。面白くないわけがないです。
初心者向けとされていますが、なかなか難解な作品もあり、私のような一般人には中級者向けに感じました。「煙の殺意」というミステリーの傑作もあれば、芥川龍之介の「杜子春」があったり、更には「サボテンの花」のようにホロっとするものまで。
個人的には「杜子春」の次に紹介されていた「ヘルメット・オブ・アイアン(杜子春のパロディ)」で爆笑させてもらいました。さすが、伊坂幸太郎さん!

1日10分のぜいたく(あさのあつこ、小川糸、重松清他)
あさのあつこ、いしいしんじ、小川糸、小池真理子、沢木耕太郎、重松清、高田郁、山内マリコさんが集合した短編集です、面白くないわけがない。
ほろっとこさせたり、続きがすごくきになったり、ここで終わり?となったり色々な短編が難しい事を考えずに楽しめる作品。通勤時間が楽しみになるかも!

あなたとなら食べてもいい(柚木麻子・町田そのこ 他著)
超有名な女性作家7名による短編集。全ての作品が「食のある風景」をベースに書かれています。
しんみりくる作品、謎解き的な作品などなどバラエティーも豊富、1日1作品を通勤電車で。私は10日ほどで読み終えました。あまり深く考えることなく読める作品ばかり、さすが超有名作家達で外れ無し。しかしながら、女性が集まると‥これだけ悪口を言ったりしているのかと思うと怖い。

望郷(湊かなえ著)
父親が行方不明になってしまった主人公と母親、その母親を目当てに、手土産をもって通ってくることになった「おっさん」。「おっさん」の本当の目的が数十年後に何かが分かる2つ目の作品(『海の星』)が特に良かったな。ミステリーの要素も十分にあるので、ミステリー好きにもお勧めします。
6つの短編から構成された小説で、1つ1つの話は「瀬戸内海の島」という事を除き、独立した内容になっています。湊かなえさんといえばイヤミス、それぞれの短編に「イヤ~」な感じは散りばめられていますが、読後に悪い余韻が残るものはありません!
Y駅発深夜バス(青木知己著)
とにかく外れ無し、てんこもりのミステリー小説。どんでん返し、ちょっと笑ってしまう作品、読者への挑戦状、ホラーテイストのミステリーから西村京太郎を彷彿とさせる鉄道ミステリーまで!
繰り返しますが一切の外れなし、エグさが無いのでサクサク読める、読書スランプの方や長い小説は疲れると言う方にもピッタリジャストサイズな1冊です。
さがしもの(角田光代著)
私が日本でもっとも文章が美しいと勝手に思っている角田さんの短編集。まさに!「本」を徹底的にテーマにした、本好きにはたまらない1冊です。
色々なお話がありましたが「昔、古本屋さんに売った自分の本と再会する話」「同棲していた恋人と別れのため、共通で使っていた本棚を整理する話」が良かった。淡々と読ませてくれます。

看守の流儀(城山真一著)
どんでん返しの記事とダブルエントリーさせたこの作品。(刑務所関連の業界用語を主題とした)5編からなる重厚な短編集。何よりも、刑務官と言う馴染みのない職業に就かれている方を主人公にしているのが渋い。
繋がり繋がる‥という短編集に少し食傷気味でしたが、当作品くらいのほどよく疎結合な感じは凄く良い。
重厚なのにさらりと読めて途中驚かされ、涙して、最後にひっくり返りそうになるくらいのどんでん返し。モノガタリの醍醐味を存分に味わいました!
中国行きのスロウ・ボート(村上春樹著)
村上春樹さんが初めて出された短編集です。
Amaoznなどを見るとプレミアがついているのでしょうか?結構高いですね‥
表題となっている「中国行きのスロウ・ボート」等、全部で7編の短編が収録されております。中にはどこかで聞いたことのある「羊男」も登場しますよ。
ほぼすべての短編が余韻を残して終わる、さすがの一言。若いころの村上春樹さんがこれでもか!と粗削りな技を見せてくるようでとてもお勧めの一冊です。

店長がいっぱい(山本幸久著)
友々屋という丼ものチェーンで働く店長達が1章ごとに入れ替わりながら主人公になる短編小説。何気なく本屋で手に取り、気づけば購入して一気読み。
ホロっとさせたり笑かされたり、「人それぞれに人生がある」そんな当たり前の事をリマインドさせてくれた一冊です。読後は何だかわかりませんが「よし、もう少し頑張ろう」とスッキリする作品でした。ややこしいモヤモヤが無くておすすめです。
私は「松を飾る」と「一人ぼっちの二人」が良かった。
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