中小企業診断士養成課程はいったい何を学んでいるの?第4弾です。
中小企業診断士養成課程の講義(経営戦略)はどのような内容なのだろう
講義以外の課題はどれくらいの分量が出るんだろう
こちらの講義は2年生になってから?だったと思います。
直近の事も覚えていないくらい追い込まれているのかな。
2年間の間に実際の中小企業者の診断実習が5回ありますが、それのベースとなるような授業でした。
(ただし、この時点で既に2回は実習を終えております)
座学の苦手な私にとって、グループワークが一貫しておこなわれるこちらの授業は時間も早く過ぎ、
楽しくてためになる授業でした。
人材戦略も色々あるんですね!
中小企業診断士 養成課程 「総合経営戦略」講義の内容
徹底的に事例です。
講師の方が実際にコンサルティングを行った企業の事例をベースに経営戦略を描きます。
テーマは2つあり、
1つ目は、地方に根差しているがコロナで大打撃を受けたお菓子メーカー
2つ目は、首都圏にあり、伸び悩んでいる育児サービス業者
でした。
いずれもA4一枚程度の与件文を渡され、周辺情報(外部環境やエリア特性等)は自分自身で調査を実施。
集めた情報をベースに社長を演じる講師に対してインタビューを行います。
なかなか一筋縄ではいかない社長で「さーどうか知らない」とか「そうですか」とかインタビュワー泣かせを
演じて来ました。
※役者としてなりきる先生も凄い
気難しい社長、言語化が苦手な社長 に対すのインタビュー、これは勉強になった
その後、インタビュー結果も踏まえて、グループで方向性を導きだし発表フェーズへと移ります。
1つ目の案件に対しては地元民を重点的に攻めるチームだったり、旅行客をターゲット化したり‥
同じ与件文でも様々な戦略があり、それぞれのロジックも含めて非常に勉強になりました。
企業の規模拡大に向けたジレンマである「5段階企業成長モデル」だったり、
最終レポート報告時に使ったKPT法(Keep/Problem/Try)も周辺でも色々と学びが多い講義でした。
我々のチームに対する先生からのフィードバックは、
「中小企業の目線では考えが浅い」と一言で表すとこんな感じ。
どうしても務めていた大企業目線になってしまうことを猛反省。
今となってはどうでも良いのですが2回目のワークの際には社長側に立った別チームの方が感情的になり、
ロールプレイがうまく行かなかったことも。
研修でのロールプレイはある一定の範囲の中で演じないと前提がむちゃくちゃになるんだよな‥
それだけがきつかったけど、養成課程あるあるらしいので
講義以外で必要になった時間
この総合経営戦略の授業に関して講義外で使った時間はゼロです。
講師の方(独立してコンサルタントと事業をされている方)から授業内だけで仕上げるようにという
指示を頂きました。
ただ、馬鹿正直に受けたのはほんの数人で、ほとんどの方は事前に当日発表資料を仕上げてきている始末。
かなり当日は追い込まれた記憶があります。
とにかく
箇条書きにすると異常なくらいチームだけど、結局はこういうことかな。
そして反省すべきは、
コンサル先の企業の「規模(リソース)」と「思い」を考慮し、相手にあった提案をする事
以上です。
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