中小企業診断士の養成課程には、どんな人が通っているのか――そのリアルな姿に迫るインタビューシリーズ。第2回は、40代で完全独学による1次試験合格を成し遂げた“ムードメーカー”Bさん。
通信インフラ業界の最前線で働きながら、資格取得とMBAの同時取得を目指すアクティブな男性です。
明るさとユーモアでチームを盛り上げつつ、地に足のついた努力を重ねるその姿には、何度も勇気をもらいました。
プロフィールとキャラクター紹介
Bさんは、「超」大手通信インフラ会社で財務・経理関連の要職に就く実務家。
グループ全体の経営・数値管理やガバナンス対応など、経営の根幹を支える存在です。
一方で、授業中のプレゼンでは熱量あふれる語り口でチームをけん引し、周囲の空気を一変させるムードメーカー的存在でもあります。カラオケやボウリングといった趣味も多彩で、授業後に“ボウリングの投げっぱなし”に向かう行動力も持ち味。大友康平のモノマネが得意、という一面も(笑)。
診断士を目指した理由は「未来への備え」
会社では責任ある立場にあるBさん。仕事は充実していたものの、人生100年時代を見据えて「このままでは何かが足りない」と感じ始め、中小企業診断士という選択肢に辿り着きました。
「知識だけでなく実践に強い資格であること」「サラリーマンにとって有利な制度が整っていること」などに魅力を感じ、将来のキャリア設計の一環として挑戦を決意したといいます。
1次試験は完全独学、2次試験は最初から“受けない”選択肢
Bさんの特筆すべき点は、1次試験を完全独学で突破したこと。
通信講座や予備校には一切頼らず、TACの過去問題集5年分を繰り返し解くというシンプルかつストイックな学習スタイルを貫きました。中小企業経営・政策の対策としては、早稲田出版の特訓問題集を使用して補完したそうです。
当初から2次試験の受験は想定しておらず、大学院での養成課程ルートとMBA取得を視野に入れていたとのこと。
家庭ではまだ小さなお子さんを育てながら、仕事・学業・趣味に全力投球するアクティブな日々を送っています。
Q&A|この人に聞いてみた!
Q. なぜ診断士を目指そうと思ったんですか?
A. 「この先のキャリアを考えたとき、“今のままでいいのか?”という思いがありました。診断士は、会社の外でも通用する知見が得られる資格だと感じたんです」
Q. 一番苦労したことは?
A. 「独学だったので、ペース配分と継続が一番の課題でした。特に暗記は手強かったですね」
Q. これから診断士を目指す方へひと言
A. 「合格方法に“正解”はありません。自分に合うやり方を見つけて、思い切って飛び込んでみてください!」
まとめ
Bさんの魅力は、何よりも“行動力”と“明るさ”。
笑いの絶えないチーム作りも、ストイックな独学合格も、すべては自分の未来を信じて突き進む姿勢から生まれています。
診断士を目指す上で、年齢や職場環境を言い訳にせず、一歩踏み出すことで道はひらける。
今でも企業内診断士として大活躍中のBさん、そんなメッセージを体現している、頼れる仲間です。
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