【2024年 中小企業診断士養成課程を卒業】論文と口述試験について

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2022年4月に大学院へ入学して2年。
いよいよ「中小企業診断士 養成課程」も卒業が目と鼻の先になりました。

2年の間、20年働いた会社を辞めて全く違う組織へ転職・家の購入・介護と子育て・祖母が亡くなり・父が亡くなり喪主・MOSを取得‥などなど、並行して様々な出来事がありました。

これらを1つ1つ乗り越えながら大学院に通い続けた事で『メンタル』は相当強くなったと思います。

「社会人をやりながら通えるものですか?」と良く質問を受けますが、「働く」+「上述した様な出来事」が発生しても、中小企業診断士の養成課程は十分に卒業できる程度の負荷であるという事を証明できたと思います。

中小企業診断士養成課程の座学や実習は目新しいことは余り無く、想定より楽でした。しかし、とにかく論文が辛かった‥特に「WHY」を自分に納得させるまでに相当の時間を費やしました。(自分で大学院を選んでおきながら)

今回は最後の最後のオオトリである、2つの面接について記事化をしておきます。

目次

論文の最終面接(MBA)について

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Image by StartupStockPhotos from Pixabay

今更ながらの話になりますが中小企業診断士の養成課程には『大学院』が開校しているものと、『専門学校などの機関』が開校しているものに分かれます。私が通った大学院は「経営学修士(MBA)」と密接にカリキュラムが絡んでおり、論文は「診断士を取る前提」になっております。(これは他の大学院も同様だと思います)

とはいえ、あくまで特殊な大学院生の論文、多少は緩い(と思う)のでご安心ください。

研究計画発表→中間発表→倫理審査などなど‥という段階を経て、いよいよ最終面接。

私が通っている大学院では主査と副査2名を前に、資料の持ち込みは一切不可で面接が始まりました。
(主査は見届ける人、副査の2名が質問担当者になります)

面接の冒頭、5分以内という時間制限を与えられ、論文概要を説明します。
もちろん、過去の発表会で何度も同じような説明はしているのですが「改めて説明」の位置づけ。

100,000文字・A4100枚を5分以内で説明するため、珍しく何度も何度も練習しました。

ざっくりと

「主題」

「なぜこの主題を選んだかの背景」

「先行研究と比較した際の独自性」

「分析手法」

「結論と残された課題」これらを5分でまとめました。

その後は質疑応答。
論文に臨むスタンスや地回り(フィールドワーク)を評価いただいた上で以下のような質問を頂きました。

・この研究は実務面でどのような貢献ができるのか。

・***社は***というような活動を行っている、それに対して研究者としてあなたはどのような助言・提案をすることができるか。また、彼らの考え方は正しいと思うか・正しくないと思うか。

いずれも、過去の説明会や個別面接で交わしていた議論なので的確に回答できたと思います。
その後、軽い質疑応答があって終了。約20分でした。

端的に申し上げると、養成課程の大学院生に対する面接になりますので、儀式的な要素も強いのかなというのが感想です。色々とお世話になった方々と最後だと思うと、何とも言えない寂しさと高揚感が入り混じった複雑な感情の面接でした。

中小企業診断士の口述試験に関して

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Image by Harinath R from Pixabay

中小企業診断士を取得するため、試験ルートの場合は「1次試験→2次試験→口述試験」ですが、養成課程の場合も「1次試験→養成課程→口述試験」と口述試験が存在しております。

ただ試験とは言いながらも、「普通に受け答えができれば通過するという」これまた言葉を選ばずに表現すると儀式的な要素が強いのかなと思いました。

実際に口述試験が行われるのは2月ですが、事前に事例(企業概要・財務諸表・企業の強みや弱み・事業が置かれている状況)と質問を頂き、それに対する簡単な回答を紙ベースで提出。

面接当日、最初の15分程度は提出した紙をベースにしながら、試験官(2名)から質問を頂く形でディスカッションを行い、その後15分は養成機関の中で行われた授業や実習に対する意見交換になります。

文字通り、最後の最後。

何とも言えない寂しさと高揚感を抱きながら、試験官との会話も楽しく、あっという間に時間が過ぎました。

結論を端的に述べると(養成課程に限った話かも知れませんが)この論文の最終面接・診断士の口述試験はある意味で通過儀礼的な要素が強いのかなという感想でした。

いよいよ卒業ですが、あくまでもやっとスタート地点に立てたと言う認識。

今まで以上に自己研鑽に励もうと思った次第です!

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