この記事では、SF小説を探しているあなた!ワクワクが欲しいあなた!に向けて、絶賛おすすめのSF小説を紹介させて頂きます。
何かSF小説が読みたいけど面白い本はないかな?
普段SF小説は読まないけど、読んでみようかな?
そんなあなたにぜひ、読んで頂ければ嬉しいです。
三体(劉慈欣著)
過去に数十冊のSF小説を読んできましたが、Top of Topです。
筆者の想像力・物語のスケール・様々な知識、とにかくあらゆる点で圧倒的・満点。
地球制服をもくろむ『宇宙艦隊』が地球に到達するまで400年、地球上での全ての会話やデータが全て彼らに傍受される中で、『戦うか』『逃げるか』『投降か』。
選ばれし4名の戦略家達はそれぞれに対抗策を立案、その対抗策を予測しながら更に対抗策を練る宇宙艦隊側。
互いの位置を探るため宇宙座標を使った知能戦。三体艦隊の観測艦を捕らえるため、水爆で宇宙量子を撒き散らし、その粉塵で軌跡を探る地球側。
宇宙空間で光速移動を実現するため核爆弾を直列配置し、順次爆発させた波動で推進させるアイデアとか本当にたまらないです。
4次元の世界から3次元の世界を見るとか、10次元の世界とか、宇宙艦隊との交信、格好良いアウトロー、ゲーム世界とのリンク、哲学的言葉、 3千万人を使った手旗式コンピュータ開発、殺されゆく科学者達とその理由。
銀河ヒッチハイク・ガイド(ダグラス・アダムス)
敢えて「三体」のあとにこの小説を紹介します。角度は全く違いますが、これはこれで最高です。
「イーロンマスクさんの人生を変えた」と言う帯の文章‥それ自体も『嘘やろ!ネタやろ!』としか言えない…底抜けにおバカなSF小説です。
銀河ハイウェイを創るからという理由で破壊される地球、その地球から助け出された地球人と彼を助けた宇宙人の銀河ヒッチハイクストーリー!が何も考えず読めると言うか…もはや何も考えられない怪作です!出てくる宇宙人達がめっちゃ笑かす。これ、細かいプロットは無く、かなりザックリとした思い付きでつくられたんだろうな 笑
街とその不確かな壁(村上春樹著)
村上春樹さんワールド炸裂!奇妙で・不思議で・フワフワと透明なお話です。
この作品を読んでいる途中に「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」を読み直しました。
「世界の終り」と世界観はかなり類似、「世界の終り」と同じく、現実の世界と壁に囲まれた不思議な世界‥が行き来しながらストーリーが展開されます。単角獣や図書館での夢読みなども重複しますが、これはこれで全く別の話です。
青春ど真ん中での彼女との別れ、壁に囲まれた世界での彼女との再会、イエローサブマリンのパーカーを着た無尽蔵に本を読む少年、カフェの女性店員や死んだはずなのに現世に残る子易さん。村上春樹さんで無ければ書けないだろうなと思う不思議な世界を是非堪能してください!
村上春樹作品を読まない理由として挙げられる、残酷な描写も性的な表現も皆無、苦手な方も安心してぜひ!
夏への扉(ハインライン著)
タイムトラベルものの古典的傑作で今見ても色あせない作品
SFが好きな方で知らない人はいないのでは?と思う傑作をついに読了しました。
生まれた時代で親友と恋人に騙され、思っていたのとは違う形でコールドスリープ(冷凍睡眠)をさせられた主人公。未来には時間をさかのぼれる機械があると知り、未来を変えるために過去に戻ります。
この本が斬新な所は、ネコちゃん(ピート)がキープレイヤーとなっている事と爽やかな恋愛を絡めている所でしょうかね?つじつまなどあまり細かいことは考えず楽しむのが正解です。
読後感も爽やかでおもろーでした !
黒い仏(殊能将之著)
想定のはるか斜め上というか上空をいく作品です。ホラーミステリーと言うのか、推理小説というのか‥そのような雰囲気で始まりますが、最終的なジャンルはSFという一風変わった面白い小説です。
過去に行くわ、福岡から東京まで翼で空を飛ぶわ、途中からは怒涛のSF展開に。突然明らかにされるメインキャラの1人アントニオの正体にも大困惑(笑)。 ラストは推理と共に人類の存亡を賭けた闘いで締め括られる。 賛否両論ですが個人的には野心的でおもろーです。
ジェノサイド(高野光明著)
我々ホモサピエンスより進化した「霊長類」が出てきたら我々はどうなる?
遠い将来、起こるかも知れない(もう密かに起こっているのかも知れない)‥ホモ・サピエンスよりも進化した超人類が生まれてしまう事から始まるSF小説。
原人・アンデルタール人・クロマニョン人、進化の過程ではジェノサイドが繰り広げられて来たのかな?人間にもっとも近いとされるボノボとチンパンジーの話も興味深かった。
アメリカ人のイェーガーと、日本の研究生である古賀を中心に物語は展開され、著者の知識や世界観、物語の壮大さに圧倒され続けた作品です!
上と外(恩田陸著)
想像をはるかに超える大冒険が好きな方におすすめ
両親が離婚してしまった兄妹は年に一度、なかば無理やりに分かれた両親と会う事になっています。
考古学者である父親に会うためにグアテマラへ、そんな平和なストーリーが二転三転します。
ヘリコプターの墜落から離れ離れになった家族、遺跡をめぐる冒険、迷路、しつこい追っ手‥まさかこんな展開になるとはだれも想像できないストーリー。やや荒っぽい気もしますがそれを含めて「おもろー」な小説でした。
11/22/63(スティーブンキング著)
タイムリープの面白さ、歴史は本当に変えられるのか?
小さな町の食堂で見つけた「穴」、そこをくぐると50年前にタイムスリップできる事に気づきます。この穴をつかい、1963年11月22日(これがタイトルですね)に起きた「ケネディ暗殺」を止めようとするSF小説。
上中下巻に分かれ、非常に長いですが、1960年代前後のアメリカが丁寧に描かれていて興味深く読了しました。何度も歴史を変えようと奮闘しては失敗する主人公、ほんの少しの変化が現在には大きな影響を与えてしまい‥良くあるタイムリープものに見えますが本当に深く研究され、丁寧に描かれていて最後の最後まで一気読みでした。
世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド(村上春樹著)
壁に囲まれた不思議な世界、出られることはできるのか?
(失礼ながら)苦手としていた村上春樹さんにどっぷりとはまるきっかけになった一冊です。
高い壁に囲まれた世界で暮らす‥というとそう進撃の巨人、進撃の巨人が後からですが世界観は何となく近いものを感じました。作家さんの想像力に恐怖を覚えながらも、上下巻 文字通り寝られなくなって読んだ作品です。
ロールプレイングゲームとかが好きな方には一押しかな!
火星の人(アンディ・ウィアー著)
火星にたった一人で取り残されるという考えたくないストーリー(でも終始トーンは明るい)
地球から離れた星にたった1人という最上級の恐ろしいシチュエーション。
しかしながら 主人公が異常なまでにポジティブで明るく、暗い雰囲気にはならないので楽しめました! (高所恐怖症の人には辛いかも)
希望→絶望→希望→絶望→…が繰り返され、息苦しさを感じる時もありましたが、何が起きてもあきらめる事のない主人公・主人公を置き去りにしてしまった宇宙飛行士との友情、管制室とのやり取り等々 見どころ満点の一冊です。
アンドロイドは電気羊の夢を見るか(フィリップ・K・ディック 著)
あなたは本当に人間ですか?
映画化された際のタイトルは『ブレードランナー』です。
主人公のデッカードは、サンフランシスコ警察所属の賞金稼ぎ。
地球上には人間にそっくりの姿をしたアンドロイドが大量に普及していましたが、不良アンドロイド(人間に擬態するアンドロイド)の処分を請け負っていました。
ある時、火星での労働から逃亡した8体のアンドロイドが地球に逃亡し、6体が行方知れずになってしまいます。
リックは嘘発見器のような検査法を活用しアンドロイドの処分を急ぎます。
デッカードともう一人のイジドアという男を中心に物語が交錯し、驚きの展開(あまりにも有名な展開)が。
さよならの儀式(宮部みゆき著)
宮部みゆきさんが書かれた近未来を題材にしたDX的短編集
こちらは読書スランプが起きた際にXの読書アカウントの方からおすすめ頂いた作品です。
イメージがなかった「宮部みゆき」さんのSF短編!
マンションに設置された『監視カメラ』と戦うお爺さんを描いた「戦闘員」が好き。
サクサク読めて、さすが読書アカウントの方からの推奨です、新しい接点、本当に有難うございました。
旅のラゴス(筒井康隆著)
筒井康隆さんからこれぞSFという短編集のプレゼント
これぞフィクションですね!
背表紙の言葉を借りると「異空間と異時間がクロスする不思議な小説」です。
『日本以外全部沈没』以来の隠れ大ファンです。
時空を越えるストーリーの数々、民族全員でテレポートとか、壁抜けの失敗とか本当に最高。
これを読んだのは2021年のコロナ禍まっただなか、移動制限がされる中での『架空の旅』は最高でした。
タイムマシン(H・G・ウェルズ著)
小学校の頃に夢中で読んだ作品、今読んでも面白い
ドラえもんのほのぼのしたタイムマシンのイメージが一気にくつがえされた作品。
過去から未来へ、遭遇する様々な事件や出来事を見てタイムマシンができないかな?と考える事はなくなりました。
私が読んだのは原作ではなく、学生向けの小説。
原作のエンディングはまた違ったストーリになっているのかな?
サマータイムリバース(赤井五郎著)
時間の旅を繰り返し、連続殺人を解決できるか
かるーーーーいSFもご紹介。Kindle primeで読みました。
密室で繰り広げられる連続殺人!ですが、ユニークなのはSF要素、殺された者が蘇りながら、徐々に真実が明らかになっていきます。くどいですがーかるーーーいSFとして、まったり読みに最適です。連続殺人のリセットもの。
バベル(福田和代著)
コロナ感染症を的中させた予言の書
感染症を抑え込むため、壁の内側と外側に隔離された世界が舞台。この本はコロナウイルス感染症前に書かれたものとはにわかに信じられないくらいの「預言の書」です。
感染症から隔離された内側、その中でも選ばれた子供しか入る事の出来ない無菌エリア。ここに入る事は本当に幸せなのか?『壁』という概念もですが世界観も含め、『進撃の巨人』はこの作品にもインスパイアされたのではないでしょうか?
注意:あの菊地凛子さんとブラッドピットが出ている映画「バベル」とは全くの別物だと思います。
地底旅行(ジュールヴェルヌ著)
私が読書マニアとなってしまうきっかけをくれた1冊です。なんと、1800年代にかかれた1冊との事ですが未だに色あせない最高SF小説の1つではないでしょうか?
ドイツ人のリーデンブロック教授が,謎の文字が記された紙を発見,甥っ子の協力を得ながら解読すると、アイスランドにある火山の噴火口から地球の中心に行く事ができると書かれており‥小学生くらいの男の子なら確実に虜になる作品。ディズニーランドでもおなじみですが最後の脱出も賛否両論はあれ奇想天外でGOOD。お子様を読書好きにしたいお父さん・お母さんにもお勧めします。
最後に
目標は上方修正の20選。
少しずつ追加していきます!
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