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『監禁』に似た小説おすすめ3選

監禁に似た小説サムネイル

秋吉理香子さんの『監禁』を読んで、「こんな小説をもう一冊読みたい」と思った方へ。

『監禁』の面白さは、自分に執着する人間への恐怖、身近な人を本当に信じていいのかという疑念。そしてラスト、それまで見えていた人物関係が大きく変わる展開にあります。『監禁』は、家族の絶望と狂気を描いたサスペンスとして刊行されています。

この記事では、私が実際に読んだ作品の中から、そんな『監禁』の面白さに通じる3冊を厳選しました。

もくじ

『監禁』に似た小説おすすめ3選

その女アレックス(ピエール・ルメートル)|監禁から始まり、予想を何度も覆す

フランスの鬼才ピエール・ルメートルによる傑作サスペンス。若い女性・アレックスが何者かに誘拐され、檻の中に閉じ込められる衝撃的な場面から物語は始まります。

彼女はなぜ狙われたのか、脱出できるのか。そんな疑問を抱く間にも、物語は次々と予想を覆していきます。読み進めるほど、立場も視点も、信じていたものさえ崩れていく流れは圧巻のひとこと。

一難去ってまた一難。ようやく真相が見えたと思ったところから、さらに“まさか”が待っています。『監禁』のように、被害者と加害者の見え方が揺らぎ、最後まで先を読ませない作品が好きな方に、まずすすめたい一冊です。

ハウスメイド(フリーダ・マクファデン)|家庭という閉ざされた場所に潜む狂気

前科を持ち、車で寝泊まりしていたミリーが手にしたのは、裕福な一家での住み込みのハウスメイドの仕事。

ミリーが働くことになった家には優しい夫のアンディーと、理不尽な言動を見せる妻のニーナ、そして心を閉ざす娘のセシリアが暮らしています。庭には謎めいた庭師がおり、与えられた部屋は外から鍵をかけられる牢屋のような屋根裏部屋。読み進めるほど「この家は何かがおかしい」という違和感が膨らみます。

「なんで?」と「恐怖」が続きますが最後にはスッキリ。家庭という閉ざされた場所に潜む狂気とラストは『監禁』が面白かった方にも刺さるはずです。

著:フリーダ マクファデン, 翻訳:高橋 知子
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隣はシリアルキラー(中山七里)|身近に潜む狂気を疑い続ける怖さ

主人公・神足は、深夜になると隣室から聞こえてくる不気味な音に悩まされていました。何かを切断するような音、何かを詰めるような音。時を同じくして近所では遺体の一部が発見され、隣人への疑いは現実味を帯びていきます。

得体の知れない恐怖がじわじわと侵食し、「本当に怪しいのは誰なのか」と読者の疑念も揺さぶられます。しかしながら終盤には、思いもよらない展開が待っています。

人間の怖さがじわじわと後から効いてくる一冊。『監禁』のように、身近な人間の狂気や執着、人物関係の裏側が明らかになる瞬間を楽しみたい方におすすめです。

監禁に似た小説のまとめ

『監禁』の魅力は、執着する人間の怖さや、誰を信じればいいのか分からなくなる人物関係、そして最後にそれまでの見え方が変わるところにあります。

監禁という設定と何度も覆る展開なら『その女アレックス』。

家庭という閉ざされた場所の不穏さなら『ハウスメイド』。

すぐ近くにいる人間への疑念と狂気なら『隣はシリアルキラー』。

3冊の中から一冊選ぶなら、私は『その女アレックス』を最優先でおすすめします。

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