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読みやすくて面白いノンフィクションおすすめ20選|実話だからこそ心を動かす名作

ノンフィクション作品サムネイル

ノンフィクションには、現実を題材にしながらも、小説のように心を動かす面白さがあります。

この記事では、初めてでも読みやすく、思わず続きが気になるノンフィクションを厳選しました。

旅、人生、自然、仕事、笑い、感動などテーマは幅広めです。重すぎず読みやすい本から、読み終えたあとにじわっと余韻が残る一冊まで紹介しているので、「次に読む本を探したい」「面白いノンフィクションを読みたい」という方は、ここから気になる一冊を見つけてください。

もくじ

まず読むならこの5冊

「ノンフィクションを読んでみたいけれど、何から読めばいいか分からない」

そんな方へ、まずはこの5冊をおすすめします。

アラスカの大自然に心を奪われた『旅をする木』、絶望の中から道を切り開いた『奇跡のリンゴ』、旅への憧れをかき立てる『深夜特急』、歴史の見方が変わる『昭和16年夏の敗戦』、そして価値観を揺さぶられる『ヤノマミ』。

どれも私自身が強く心を動かされた作品です。

・旅をする木(星野道夫)
・奇跡のリンゴ(木村秋則)
・深夜特急(沢木耕太郎)
・昭和16年夏の敗戦(猪瀬直樹)
・ヤノマミ(国分拓)

人生に勇気をもらえるノンフィクション

奇跡のリンゴ(木村秋則)

絶対に不可能と言われながらも、青森のリンゴ農家・木村秋則さんが取り組んだ「リンゴの完全無農薬栽培」の記録です。家族を路頭に迷わせるギリギリの生活、周囲の農家からはさげすまれ、それでも挑戦を続けた執念の物語です。

害虫や植物の病気に何度も打ちのめされ、新しいものを試しては失敗を繰り返す。そんな絶望の淵で、偶然見つけた打開策がすべてを変えていきます。そこには狂気とも言える探究心と、自然への深い洞察がありました。

今でも一切、秘密を隠さず、多くの人に無農薬を教え続けている木村さん。その姿勢は読後に大きな勇気を与えてくれます。困難に立ち向かう力を静かに教えてくれる一冊!あの小川糸さんが最高のノンフィクションと語っていたのも納得です。

著:石川拓治 NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」制作班
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友情(山中 伸弥/平尾 誠二/平尾 惠子著)

最後の最後までお互いを信じぬく、男の友情、その熱さに私は号泣しました。

ラグビーの伝説的プレイヤー平尾誠二さんとiPS細胞で有名な山中伸弥さん、一見何の繋がりも無さそうな2人にこんな強い絆があったとは。天才と天才には通じるものがあるんでしょうね。

「先生を信じると決めたんや」この言葉くらいから涙腺がゆるみ始め、「助けられなくてごめん」で崩壊しました。ボス猿になる条件、部下の指導方法など、ビジネスにも応用できる知見もたくさん詰め込まれており、とにかく読んで頂きたい一冊です。

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天才(石原慎太郎著)

人心掌握の天才と言われた田中角栄元総理。

石原慎太郎がその田中角栄に憑依し、一人称で人生を綴った書籍。常にCPUを振り切りながら人生を駆け抜けた角栄も凄い!そして何より、どうやってここまで調べたのか?と思う位の調査量と知識量。

やっぱり石原慎太郎も天才だと思います。ただただ圧倒されました。

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歴史と社会を知るノンフィクション

昭和16年夏の敗戦(猪瀬直樹)

太平洋戦争が始まる前、日本の若手エリートたちは「アメリカと戦えば敗れる」という結論を導き出していました。本書は、その驚くべき事実を追ったノンフィクションです。

開戦前に行われた演習では、初戦の勝利から最終的な敗戦に至るまで、実際の歴史と類似する未来が既に描かれていました。それでも止められない戦争への道。なぜ誰も止められなかったのか。教科書では見えてこない人間の葛藤や組織の空気が浮かび上がります。

戦争を描いた本でありながら、読み味は上質な歴史ミステリーに近い一冊。結末を知っているはずなのに、最後までページをめくる手が止まりません。

著:猪瀬直樹
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しんがり 山一證券最後の12人(清武英利)

1997年、四大証券の一角だった山一證券が自主廃業を発表します。社員たちが次々と会社を去るなか、最後まで残り、破綻の原因を追い、清算業務に真正面から向き合った12人の姿を描いたノンフィクションです。

面白いのは、主役が社内では目立たなかった社員たちであること。会社が壊れたあとに、誰が責任を引き受けるのか。誰もやりたがらない仕事に、どう向き合うのか。巨大企業の崩壊を描きながら、最後に残るのは誠実さです。

金融の知識がなくても読めます。むしろ、組織で働いたことのある人ほど刺さる一冊。仕事とは何か、責任とは何かを考えさせられる、骨太で読み応えのあるノンフィクションです。あの「社員は悪くありません、悪いのは私です」の社長インタビューも耳に蘇ります。

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西成で生きる(花田庚彦著)

大阪のディープスポット「「西成」に特化したインタビュールポ。大阪の「西成」で生き、そして死んでいく14人に対する渾身のインタビュー。

元ヤクザ、薬の売人、ドヤの管理人、宗教家、ボランティア、中華街をつくろうとする華僑などなど、それはそれは濃い方々が登場します。大阪で生まれ育った私は小さい頃、そこだけは「近づいたらあかん」と言われていた(もちろん、皆で行く)エリア。

様々な理由からそのエリアを愛し、離れられなくなった人たち、パワーがあってなかなか魅力的ですよ。

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ルポ歌舞伎町(國友公司著)

歌舞伎町の闇を徹底的に取材した1冊、筆者の國友さんの見た目は(失礼ながら)普通ですがぶっ飛んでます。男性向けの夜の店でNO1になったり、思い立ったように海外を旅したり、大学を休学しまくったり。魅力的な方。

その方が、実際に住んで書いたのがこの1冊「ルポ歌舞伎町」。近寄りがたいけれども誘因される不思議な街、その闇という闇をとにかく書き尽くしております。

やっぱり近づきたくないかな💧

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自然と生命の神秘に触れるノンフィクション

旅をする木(星野道夫)

アラスカに魅せられ、アラスカで生き、アラスカで没した星野さんのエッセイです。

まず最初にとにかく文章が美しい、静謐で「シーン」という音まで聞こえてきそうな風景の描写、哲学的なメッセージ。アラスカの仲間に対する奥様の紹介、頼りにしていたパイロットの死、著者が秘密にしている入り江での独りの時間。

悠久の時・空・星・海・氷・山・いきもの 生と死・運命、とにかく最高の一冊です。少なくても私は一生手元に置いておききます。巡り会えた奇跡に心から感謝です。100点満点の1,000点です。

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極北の動物誌(ウィリアム・プルーイット)

大好きな故星野道夫さんが魅了されたこの作品。

カリブーの1年、狩りの王者、ハタネズミの世界、タイガの万人、ムースの民などなど極北世界に住む1つ1つの生命(人間含む)の1年が短編で紡がれます。

それぞれの営みが微妙なバランスを保ちながら1つの生態系を築き上げている、奇跡のような美しさと繋がりに息を飲みます。あ、あの時のオオカミ!などの繋がりも楽しい!

そしてプロローグの後、最初の短編名称が1つ前で紹介した本のタイトルと同じ『旅をする木』。1日1短編ずつ、ゆっくりと時間をかけて旅を楽しみました。

著:ウィリアム・プルーイット, 翻訳:岩本 正恵
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ヤノマミ(国分拓著)

衝撃・迫力・臨場感・悲哀、何か色々なものが絡み合って複雑な感情になる超大作。

ブラジルとエクアドルの国境に原住民「ヤノマミ」を長期に渡って取材したノンフィクション小説。NHKのクルーに本当に心から感謝したい作品でした。

シャノボという仕切りのないドーナツ型(直径60メートル)の住居に住む150人を超える集団。男性の一部は何もまとわず、女性も伝統の赤い布を腰に巻くだけ。

人間は精霊となり最後には虫になるという世界観、子供が生まれた後、育てるか否かるかは母親1人が決める風習(否の場合は自ら手を下さい、シロアリの巣に捧げます)。

そんな社会にもヒタヒタと近づいてくる文明の音、徐々に崩れ行く彼等の価値観、とにかく凄かった。これぞノンフィクションの神髄だと思います。

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微生物ハンター、深海へ行く(高井研著)

不思議で最後の秘境と言われる深海の旅へ!

独立行政法人の名前よりも調査潜水艦『しんかい』が有名ですがJAMSTECで働く高井さんのノンフィクション。 深海の熱噴出口に住む生物を研究すれば300度に耐えられる生命のタンパク質?アミノ酸?の配列が分かる等々、へえー率高し。非常に軽いタッチの文章で全く小難しくありません。知的探求心を刺激されます。

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旅と冒険のノンフィクション

深夜特急(沢木耕太郎著)

1970~80年代生まれの方ならば、知らない人はいないのではないでしょうか?

香港を出発し、デリーへ、更にはロンドンへ至る旅路をまとめた旅行記。作者の『書く力』が圧倒的で、誰もが旅をしたくなる宝物のような、魔法の様な1冊です。

丁度1990年代に入り、猿岩石というコンビ(今をときめく有吉さん)がヒッチハイクで欧州を目指すという番組がはやりましたがそのベースにもなっているのでは と思っています。

私も尋常ではないほとの影響を受け、(逆ルートですが)シンガポールから日本を目指し、タイで腹痛を起こして飛行機で日本へ帰るという失態を犯しました。読む度に新しいチャレンジをしたくなるんだよな。

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珍夜特急(クロサワ コウタロウ著)

敢えて並べて出しましたがまず間違いなく「深夜特急(沢木耕太郎著)」をリスペクトして書かれた作品です。

インドのカルカッタからポルトガルまで、ユーラシア大陸の横断記。正直申し上げて舐めていましたが、これはこれですごく面白い。「深夜特急」には無い、明るさと言うのか陽気さが本編から伝わってきます。

あまり何も考えずにコロナビールでも飲みながら!

著:クロサワ コウタロウ
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モーターサイクル・ダイアリーズ(エルネスト・チェ・ゲバラ著)

あの革命家であるチェ・ゲバラの日記を元に作られたノンフィクション小説。深夜特急や珍夜特急などユーラシア大陸をベースにしたノンフィクションは散見されますが、南米横断のノンフィクション、しかもあのチェ・ゲバラ。

革命家としての像しか浮かばなかった彼の青春が手に取るように伝わってきて何とも胸が熱く、爽快な一冊。親友と共に中古のモータサイクルに乗って南米大陸縦断。お金も無ければ、宿も無く、その場しのぎの旅。若さにしびれる。

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探検家36歳の憂鬱(角幡唯介著)

チベット最後の秘境であるツアンポー峡谷を突破したガチの冒険家のノンフィクション。

早稲田大学時代の話が笑かしてくれますが、峡谷探検もそうですが雪崩というものの怖さも存分に感じました。何か閉塞感を抱えながら生活をされている方にお勧めさせて頂きたい1冊です。

作品内より帯にも書かれた引用「生のぎりぎりの淵を覗きみても、もっと行けたんじゃないかと思ってしまう」、冒険家としては当然の心理かも知れないですが「死」の誘惑ですね。

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地図のない場所で眠りたい(高野秀行&角幡唯介著)

探検家であり作家でもある高野さん・角幡さんの対談本!「探検家36歳の憂鬱」などを書かれた角幡さんと「巨流アマゾンを遡れ」などを書かれた高野さんの夢の対談。

お互いへのライバル意識やリスペクトが見えて、お二人のファンには心底たまらない一冊だと思います。

ファンで無くても、対談集の途中途中に彼らおすすめのエッセイやノンフィクションが数多く掲載されており『至極の一冊』を探されている方にお勧めしたいです!

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幻獣ムベンベを終え(高野秀幸著)

何も考えず、ただひたすら楽しめるエンターテインメント100%のフィクション、最高です。早稲田大学在籍時の著者が率いる「幻獣ムベンベ」の探索隊がコンゴへ!

幻獣探しはもちろん、登場してくるコンゴの博士、現地のポーターたち、そして高野さんを取り囲む探索隊のユニークな面々。いやー久々に一気に読んでしまったくらいおもろいフィクションでした。

繰り返しますが最高です。

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イスラム飲酒紀行(高野秀行)

『私は酒飲みである。休肝日はまだ無い』で各章が始まる「イスラム教を国教とする」様々な国の紀行文。

「幻獣ムベンベ探し」のノンフィクションから高野さんのファンになりましたがこの作品も自分自身が各国を旅している気持ちで読みました!

アフガニスタン、シリア、イラン、ソマリランド等々、踏み込む事すら難しい国々、それらの国に赴くだけではなく酒を探しては飲むと言う、危険知らずな高野さんならではのノンフィクション。

著:高野 秀行, 写真:森 清
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知的好奇心を刺激するノンフィクション

フェルマーの最終定理(サイモン・シン著)

最初から最後まで数字の美しさに魅了され、数学者の魂に心打たれる作品

復唱になりますが『数』の美しさに魅了されてしまいました。 『謎を解く』というワクワク感も一級品で全ては理解できませんでしたが‥とにかくすごい!

川の直線距離と蛇行した実際距離の比はπに近ずくなど周りに語りたくなるような雑学もあちらこちらに点在しています。フェルマーの謎解きに奮闘する数学者たちの意地、熱い。読書好きの方でじっくりと読みたい方には本気でおすすめします! フェルマーの意地悪さがまたセクシー

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世にも奇妙な職業案内(ナンシー・リカ・シフ著)

ゴルフ場の池に沈んだボールを回収するダイバー、女装学校の校長、職業としての金庫破りなど、世の中に実在する不思議な仕事ばかりを集めた一冊です。

どの職業も「本当にそんな仕事があるのか?」と驚かされるものばかり。それでいて取材対象への敬意も感じられ、読み物としてもナイス。

私のお気に入りは「恐竜掃除人」と「ホットドガー」。わずか1〜2時間ほどで読めますが、読後には世の中の見え方が少し変わります。知的好奇心を刺激してくれる、肩の力を抜いて楽しめるノンフィクションです。

著:ナンシー・リカ・シフ, 著:伴田 良輔
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Q&Aセクション(FAQ)

Q1. ノンフィクションとエッセイの違いは?
ノンフィクションは「事実をもとにした作品」で、現実に起きた出来事を取材・調査して描かれます。
一方、エッセイは「筆者の感じたことや考え」を自由に綴った随筆。実話に基づくこともありますが、感情表現や主観を重視しています。

Q2. 感動したいときにおすすめのノンフィクションは?
『奇跡のリンゴ』(木村秋則)や『友情』(山中伸弥・平尾誠二)は、努力・絆・生きる意味を教えてくれる名作です。読後には、勇気が残ります。

Q4. 旅や冒険を感じたい人におすすめは?
沢木耕太郎『深夜特急』や高野秀行『巨流アマゾンを遡れ』、角幡唯介『探検家36歳の憂鬱』など。読みながら、未知の土地を一緒に旅しているような高揚感が味わえます。

気になる作品が見つかった方へ

本を読む時間がなかなか取れない方は、移動中や家事の合間に楽しめるAudibleもおすすめです。
今回紹介した作品の中にもAudibleで聴けるものがあります。

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最後に

現実に起きたことなのに、まるで物語のように心を動かされる。それがノンフィクションとエッセイの不思議な力です。

誰かの人生を覗くことで、自分の明日が少し違って見えるかもしれません。
気になる一冊を手に取り、ページをめくる時間を、どうぞゆっくりと楽しんでください。

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