眠られない夜・長い夜におすすめしたい恋愛小説10選

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ドッキドキしたり、胸がしめつけられたり、そんな恋愛小説を選んでみました。この記事では、

何かおすすめの恋愛小説はないかな?

と考えている方に参考にして頂ければ嬉しいです。全てが純粋な恋愛小説と言えないかも知れません。恋愛が要素として入っており、感情が揺さぶられる、そんな小説を選んでいます。

目次

錦繍(宮本輝著)

過去に2回読んでいます。最初から最後まで手紙のやり取りだけで構成されています。

始めて読んだ時には「離婚した夫婦が偶然に遭遇し、その後、手紙をやりとりしながらお互いの近況を…切なくて胸が苦しくなる小説」と感じました。2回目に読んだ時には「とても幸せな再生と旅立ちの話」だと感じました。

奇跡的に同じ時代、同じ場所に生まれて育ち、人生が交錯してお互いを好きになったにも関わらず、必ず訪れる別れが染み渡る一冊です。

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木曜日にはココアを(青山美智子著)

私の人生でTOP20には確実に入って来るだろうなと思うこの作品。1つ1つのお話が複層的に絡み合ってくる短編小説です。

陽だまりにようなお話が続き、次の短編は誰が主人公だろう?これだけも十分楽しいです。が、表題の意味が分かった時、私はこれを恋愛小説に位置付けました。無意識に行った「小さなコト」が、どこかで全く知らない人を助けているかも知れない、と明るい気持ちにもさせてくれる1冊です。

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阪急電車(有川浩著)

阪急電鉄に乗ったことがある人は必読の優しさがたまらない恋愛小説です 。関西人にはおなじみの「阪急電車」をベースにした小説。あの色合いだけでこの小説の優しが伝わりそう。

同じ時代に同じ場所で、時間を過ごしている事がとてつもない奇跡に思えてきます。

阪急電車のあずき色の外観、ずんだカラーというのか、ピスタチオカラーと言うのかあの座席のカラー、薄い茶色の内装、この小説こそは阪急電車の中で読みたい!やっぱり特急レイアウトのある京都線(大阪⇔京都)かな?

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イニシエーションラブ(乾くるみ著)

彼の事が凄く好きで、尽くしても尽くしても、丁寧に扱われない。切ない、切なすぎる恋愛小説。

A面・B面という2部構成からなっているのも洒落た感じ。学生の頃の恋愛ってこんな感じだったな、と若い頃に戻った気持ちでサクサクサクサクと読み続けられます。

ラスト数ページで風景が一変、「恋愛」というものをしっかりと学ばせて頂きました。

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赤と青とエスキース(青山美智子著)

青山さんの作品が続きます。留学生のレイと現地人であるブーが主人公。とある「絵」を軸とした、30年の時空を超える短編集です。

張り巡らせた伏線がラストに向け、次から次へと回収されていくのも本当に見事!2人の恋の行方にもドキドキします。2022年 本屋大賞第2位も納得!本当に面白い小説でした。少し疲れている方、損はしませんのでいかがですか?

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マディソン郡の橋(ロバートジェームズウォーラー著)

昔からどんな話?と思いながら、避けてきましたが不覚に涙。恋愛小説の王道ではないでしょうか?

とある田舎の町で静かに、平凡に暮らしていていた1人の主婦が、素敵な男性と出会ってしまい、恋に落ちてしまいます。だめだと分かっていながらも刺激を求める女性。わずか数日の恋愛は、女性に女性を思い出させ、永遠に感じる時間となります。

マディソン郡という場所や橋をチェックしながら読みました。 奇跡の出会いなんてあるのかな?。

夜は短し歩けよ乙女(森見登美彦著)

ただただひたすら明るく元気で笑える恋愛小説です。

森見さんはこういう作品書くの本当に上手いな。 私自身も学生時代に住んでいた懐かしい京都の街並みを舞台に、次から次へと出てくる個性豊かなキャラクター達。「黒上の乙女」と「その子に憧れる先輩 」のファンタジー恋愛小説とでもいうのかな? 弾けまくってるわ〜

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配達あかずきん(大崎梢著)

私の憧れ!本屋の店員さんが主人公の軽いタッチのミステリー&恋愛小説です。

近隣に住んでいる老人から全権を委任された「いいよんさんわん」という不思議な探してほしい本の要求!漫画『あさきゆめみし』(なつかしいな~)を買った後に行方不明んとなった親を探す女性などなど!

成風堂(本屋さん)を舞台に主人公の杏子と多絵が、様々な謎解きをしながら恋愛も?

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ノルウェイの森(村上春樹著)

主人公であるワタナベは、親友であった「キズキ」を自〇で失い、深い傷を抱えます。キズキの事を忘れるため東京に出たワタナベは、キズキの恋人であった直子と偶然出会い、惹かれ合い、深い仲となります。直子にどんどんと惹かれていくワタナベ、一方、直子はキズキの事を忘れる事がでくず現在の状況を悩み、精神的に追い詰められていきます。

病院に入るまで追いつめられる直子、直子を忘れるためにドイツへ飛ぶワタナベ、そして更なる再会。少しずつ変わっていく関係性が何とも切ない恋愛小説です!

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舟を編む(三浦しをん著)

たった1つの事に徹底的に打ち込む主人公のストイックさに惚れる1冊ですが、主人公と彼を支える女性の恋愛小説の要素もあります。

辞書を編纂する、という一見何ともないようにも思える仕事、そこにかける主人公の「狂気」。それを暖かく支える彼女。‥自分も辞書作りに関わっているような感覚になります。読書が好き、言葉が好き、文字が好き、そんな方にはたまらない小説です。

映画では彼女役に「宮崎あおいさん」、イメージにピッタリ。

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最後に

この記事も最後まで読んで頂き、有難うございました。他にも色々なジャンルで100選、30選などまとめているので読んで頂ければ嬉しいです。

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