さるのこしかけ(さくらももこ著)
ちびまる子ちゃんで有名なさくらももこさんのエッセイ、日曜日にまるちゃんを見ているような、ほんわかと気楽に読むことができる作品です。
おすすめは「いさお君がいた日々」かな、不覚にもじんわりと来て涙がこぼれました。あとは、ぬれた地面でこけかけては耐え、こけかけては耐えの話、これは笑いました。
優しい気持ちになれる作品です。

ルポ歌舞伎町(國友公司著)
歌舞伎町の闇を徹底的に取材した1冊、筆者の國友さんの見た目は(失礼ながら)普通ですがぶっ飛んでます。男性向けの夜の店でNO1になったり、思い立ったように海外を旅したり、大学を休学しまくったり。魅力的な方。
その方が、実際に住んで書いたのがこの1冊「ルポ歌舞伎町」。近寄りがたいけれども誘因される不思議な街、その闇という闇をとにかく書き尽くしております。
やっぱり近づきたくないかな💧
天才(石原慎太郎著)
人心掌握の天才と言われた田中角栄元総理。
石原慎太郎がその田中角栄に憑依し、一人称で人生を綴った書籍。常にCPUを振り切りながら人生を駆け抜けた角栄も凄い!そして何より、どうやってここまで調べたのか?と思う位の調査量と知識量。
やっぱり石原慎太郎も天才だと思います。ただただ圧倒された!
微生物ハンター、深海へ行く(高井研著)
不思議で最後の秘境と言われる深海の旅へ!
独立行政法人の名前よりも調査潜水艦『しんかい』が有名ですがJAMSTECで働く高井さんのノンフィクション。 深海の熱噴出口に住む生物を研究すれば300度に耐えられる生命のタンパク質?アミノ酸?の配列が分かる等々、へえー率高し。非常に軽いタッチの文章で全く小難しくありません。知的探求心を刺激されます。
富士日記(武田百合子著)
ひょっとするとノンフィクションに近いのかも知れませんが、エッセイに入れさせて頂きます。
淡々と、ただただ淡々と綴られた、昭和時代のセレブ日記です。家計の事・飲酒の事・自然の事・食事の事、日常が本当にただただ綴られています。しかしながら、何とも言えない中毒性があり、ノスタルジックな気持ちにも。
季節で言えば「秋」にお勧めしたいかな。

僕に踏まれた町と僕が踏まれた町(中島らも著)
「今夜、すべてのバーで」に続いて2作目。
名門、灘中学・高校で完全に落ちこぼれとなりながら、パンクな日々を綴ったエッセイ。1970~80年代頃の古き良き時代が目の前にあるような気がして笑いながら、1日で読了しました。
やっぱり酒にまつわる話が多く、この頃からお酒びたりだったのかと納得。どの時代も学生が集まると同じような話をするんだなとこれも納得(笑)

BUTTER(柚木麻子著)
ノンフィクションに入れるか、ミステリーに入れるのかで迷いましたが、某連続不審死事件を取り扱っているのは明確なのでノンフィクションに入れました。
決して美女ではない主人公がなぜ男性をたぶらかせるのか。
その独特の考え方や話す内容に背筋が凍りそうになりながらも、実際に会うと惹かれてしまうものなのかな?と考えながら読みました。
他のノンフィクション・エッセイとは異質な一冊。ミステリー好きな方へ。
最後に
ノンフィクションもエッセイもたまに無性に読みたくなるんですよね。
まだまだ少ないですが、読了はたくさんしておりますので、徐々に増やしていきますよ。
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