【2025年版】読書大好き人間が厳選!ミステリー・どんでん返し小説120選

中小企業診断士養成課程ブログ挿入

椅子から転げ落ちそうになった「どんでん返し小説」、心臓のバクバクが止まらなかった「ミステリー小説」を紹介します。

あらすじだけではなく、ネタバレにならない程度の感想や特徴も記載。

数百冊読んだ中から、ミステリー初心者のあなたにも、ガチ勢のあたなにも、お勧めの作品を厳選!

「どんでん返し」や「ミステリー」小説が読みたいけど失敗したくない!

「どんでん返し」や「ミステリー」小説は普段読まないけど、読んでみようかな

そんなあなたに読んでほしいです。

目次

方舟(夕木春央著)

 閉所恐怖症の方は絶対に避けてください。2022年にTwitterの読書アカウント界隈で話題になり大絶賛された作品、私も流行りモノに飛びつきましたが想像以上の衝撃でした。
 山中で迷う中、発見した謎の地下建造物。入ってみたのは良いものの、水没がはじまり、施設内では殺人事件が発生します。犯人はいったい誰?生き残れるのはいったい誰?最後の一撃!とにかく息が詰まりそうな一冊なので閉所恐怖症の方だけは絶対にNGです。これぞどんでん返しの醍醐味と言える1冊。

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十戒(夕木春央著)

 こちらもTwitter界隈で2023年夏から話題沸騰した作品。前作『方舟』とは全く異なる条件下でのクローズドシチュエーション。孤立した島の中、「十戒」と言う登場人物達が守るべきルールが定められ(ネタバレになるので言えませんがこれを守らないと全滅してしまう設定)、特に『犯人を探してはならない』というルールが設定されているため、今まで読んだことがないミステリーとなっています。
 ロジカルな謎解き‥噂に違わぬどんでん返しでした!読後、講談社のネタバレサイト(読後にIDとパスワードが分かります)のご確認をお忘れなきようお願いします!
 公式ネタバレサイトのURL → jikkai.kodansha.co.jp

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プラスティック(井上夢人著)

 2024年 本屋大賞 超発掘本という帯に誘われて読了しました。
 この小説が書かれたのは30年ほど前、フロッピーデスクに保存された54本のファイルを読者は読む事になります。最初は主婦の日記、気が付けば数日が経過していたり、自分の名前で他の人が本を借りていたり、不思議な事が続くと記されます。何とも表現し難い違和感がずっと続く中で「衝撃の事実」が発覚します。続きが気になって、気になって最後まで一気読みでした。秋の夜長にお勧めです。

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ぼっちママ探偵(南口綾瀬著)

シンママで主人公のボッチママと娘の成美を中心に紡がれた短編ミステリー。

主人公は一人カラオケ、一人ゲーム、一人動物園…などママ友の輪にうまく入る事が出来ないTHE ボッチ!
そのボッチママが小さな小さな日常におきる事件の謎を次々と解いて活躍する短編集です。

ぼっち描写が少し辛いところもありましたが 途中でほろっとさせられながら(キラキラネームの作文に涙)表紙にもある『ラストのサプライズ』で声が出ました

著:南口 綾瀬, イラスト:南口 綾瀬
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隣はシリアルキラー(中山七里著)

 会社の寮、毎晩のように隣部屋から聞こえる何かを切断したり、袋に詰める不気味な音。無表情で得体の知れない隣人。徐々に精神を蝕まれ、不眠症に陥る主人公。そんな中、周囲では連続猟奇〇人事件が発生します。
 冷酷な警察官と暖かい警察官、頼りになる明るい先輩、友達以上の関係である同僚、被害者の両親、そして隣人。サイコパスミステリー的どんでん返し小説、最後まで油断大敵できない作品です。(中山七里さんにしてはグロが弱め、私でも大丈夫でした)

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アリアドネの声(井上真偽著)

 地下に多層階で造られた巨大な未来型都市。 セレモニーの最中に発生した地震により閉じ込められてしまった「目が見えず、声も出せず、耳も聞こえない」女性。
 主人公はドローン技術を駆使し、彼女の救出を試みます。ところどこでひょっとして目が見えているのでは?聞こえているのでは?などの違和感もちりばめられながら物語が進み‥読後感は何かゲームを一つクリアしたような感覚。映画化もしやすそうな作品でした!やや強引さは否めませんがガツンと来るどんでん返しです。

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#真相をお話しします(結城信一郎著)

youtuber、リモート飲み会、マッチング系アプリなど、「流行り」を取り入れた5つの短編小説。それぞれの話に、裏の裏が存在するどんでん返し。

第74回日本推理作家協会賞を受賞した「#拡散希望」もなかなかパンチが効いていましたが、個人的にはリモート飲み会の盲点をついた「#三角奸計」が良かった。荻原浩さんの「噂」でどんでん返しにハマった人なら絶対に好きな短編もありますよ。さて真相は?

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春にして君を離れ(アガサクリスティ著)

 アガサクリスティさんはこういった作風の小説もかかれていたのですね。お勧めです。しかしながら‥読む方によってはかなり怖い作品だと思います。
 自分自身も思い当たる事が出てきて、少しばかり辛くなりました…が少し視点を変えて自分を客観的に見つめなおす事ってすごく大切な事ですね。「そういう事だったのか」という意味でどんでん返しと定義させて頂きます。

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最後のトリック(深水 黎一郎著)

 「犯人は私であり」「犯人は(最後のトリックを自宅や図書館などで読んでいる)あなたです」。わけが分からないと思いますが読後は意味が分かるのですよね。この本を読んだ方は私も共犯者です。
 こんなやり方もあるのか!と最後にびっくりしたという意味で当作品も入れさせて頂きます。ミステリーも奥が深い、まさに最後のトリック。

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何者(朝井リョウ著)

 とにかくとっつきやすい作品!登場人物がとにかく「いるいる!こんな奴」で、行動や発言も「あるある!こんな事」です。私は実際の知り合いを頭に浮かべながら読みました。
 就職活動中の5人、真面目一辺倒・意識高い系・とんがってる系・陽キャ・そして主人公は冷静沈着な拓人。モノガタリは拓人の視線で描かれます。こんなやつおるなーとか、そうそうこういう感じよねーとか感情を移入してしまうのですが‥さてどうなる?期待通りのどんでん返しをお楽しみください!

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十二人の手紙(井上ひさし著)

冒頭から、ひたすら『手紙』が延々と続きます。個性の強い登場人物達の手紙がエンドレスに続く事で、少しずつ物語が立体的に見えてきます。短編集なのですがとにかく出てくるキャラの1人1人が濃い。

そして、もちろんお待ちかねの大大どんでん返しが。隠れた名作どんでん返しとも言われる当作品、ミステリー好きなら誰かに話したくなること間違いないです!

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ファラオの密室(白川尚史著)

 第22回、2024年このミステリーがすごい大賞受賞作。今年も凄い作品でした。舞台がエジプトである事と、少しファンジー要素が強いので「癖」は感じますがしっかりと組まれた密室モノです。
 ピラミッド内部の密室で忽然と消えたミイラ、一体どうやって外に出たのか、ピラミッドにこっそりと埋め込まれた軟弱な石はどうやって運び込めたのか 等々、次々と襲いかかってくる謎謎謎。どんでん・どんでん・どんでん が楽しい作品。

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もう誘拐なんてしない(東川 篤哉著)

 かなりレアな青春爽やかミステリーどんでん返し小説です。テンポの良いリズム・ときおり差し込んでくる笑いの要素、深刻を全く感じない気軽な小説。
 それでもトリックはかなり精密に計算されていて、なるほど!と思わせます。そして「そうなん!?」というサプライズも。読書スランプの方や読書に目覚めたい方にもおすすめの1冊です。

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連続殺人鬼カエル男(中山七里著)

 えぐい・ぐろい・おもろいの3点セット、目をそむけたくなるような残酷な描写がかなり出てきますので苦手な方はお気を付けください。
 1人目の死体はマンションにつるされた形で発見、そばに「カエル」男のメモ書き(めちゃくちゃ不気味)。そこから、あるルールに沿って残酷な殺人事件が連続します。連続殺人の共通点を発見され、徐々に追いつめられていく犯人。証拠も十分、最終的に自供もする犯人‥ここから本番!ころんころんと話がひっくり返ります。

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ルビンの壺が割れた(宿野かほる著)

 短編小説と言っても良いくらいの短いどんでん返し。私は会社への2時間くらいで読了しました。SNSを介して、過去の恋人との30年越しのやりとりが最初から最後まで続きます。
 お互いの目線で過去の思い出を振り返りながら、なんか良い雰囲気だな~と感じてると、徐々に???が増し増しに。最後に「どかーん」とどんでん返し。時間対効果が高い作品!

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仮面山荘殺人事件(東野圭吾著)

 妻を事故で亡くした主人公の高之は、義理の父から山荘へ招待されます。そこには義理の母や従姉妹までが勢揃い。そこに強盗3人組が乱入し、山荘で殺人事件が発生します。
 犯人はいったい誰?強盗に加担しているのはいったい誰?疑心暗鬼にかられる登場人物達。一件落着からの、どんでん返しはウルトラS級。某有名海外ミステリー作作品をオマージュしたのかな?とも感じました。ぜひ。

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監禁(秋吉理香子著)

 看護師として忙しく働く主人公の由紀恵、すれ違いの多い夫婦関係ではありますが1人娘である舞衣子を大切に思う気持ちは変わらない旦那と何とか生活しています。
 由紀恵が夜勤の日、子供を見てくれているはずの旦那と突如音信が不通に。表題の通り、裏では監禁事件が起きており音信不通になってしまっていました。夜勤が終わり自宅に帰った際にみたものとは?帯の通り「戦慄のサスペンス」であり、どんでん返し!

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看守の流儀(城山真一著)

 刑務官という職業にフォーカスした作品で、横山秀夫さんがストライクと表現するのは非常に納得です。ヨンピン、Gトレ、レッドゾーン、ガラ売り、お礼参りからなる短編集。それぞれ「業界用語」の様です。重厚で疎結合しながら進むそれぞれのお話し。1つ1つが極上のストーリーですが私は『ガラ売り』で涙腺崩壊。
 最後の短編、『お礼参り』で明らかになるどんでん返し‥また1から読みたくなります!横山秀夫さんが帯を描かれていますが読後感は似てるかも。

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葉桜の季節にきみを想うということ( 歌野晶午著)

 ハードボイルドな展開が続きますが、中盤頃から徐々に感じるなんともいえない違和。タイトルの「葉桜の季節にきみを想う」はどう言う事なんだろう?そろそろ終わってしまう、と感じた時に圧倒的などんでん返し。
 決して嫌な気分にはならないのですが、「完全にやられた」と呆然自失状態となりました。ミステリー好きの方でも1位に挙げる方が多いこの作品。どんでん返し小説の初心者からベテランまで、本気でおすすめ!

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世界でいちばん透きとおった物語(杉井光著)

 『紙媒体』でしか無理などんでん返し vol.2、2023年半ば、Twitter界隈を騒然とさせた一冊。
なんとも不思議な読み心地(違和感)だなと感じながら後半まで行きました。ラストに驚愕、内容もトリックもさることながらこの杉井さんの書く力(文章構成)に脱帽。
 読み終わったらわかりますが、透き通ってるんですよね~本当に透き通ってるんですよ。

ある閉ざされた雪の山荘で(東野圭吾著)

 タイトルにある通り「雪のペンション」に集合したのはオーディションに合格した役者達(総勢男女7名)。次々と仲間が消えていく中、これは『劇』なのか?と疑問が沸き始めます。一度、疑問を持つと膨らみ続ける疑心暗鬼、殺人事件では??‥と思い始めます。
 全員悪者!というフレーズの映画がありましたが、こちらの作品は全員容疑者!な小説です。ラストはもちろんひっくり返る!読みやすくて良かった。

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爆弾(呉勝浩著)

 「連続爆破」に関して、場所と時刻を正確に予言するスズキタゴサク。しかし彼は犯人ではないと言い切ります。取調室でスズキタゴサクと対峙する刑事たち。次から次へと繰り広げられる圧倒的な心理戦。
 痺れる一冊で、『このミステリーがすごい! 2023年版』(宝島社)、『ミステリが読みたい! 2023年版』(ハヤカワミステリマガジン2023年1月号)国内篇で2冠を達成!
 蛇足ですが、恵比寿駅から徒歩1分、創業60年を超える居酒屋「田吾作」があります。創業60年越えの老舗焼き鳥店。焼き鳥ともつ煮込みが有名です。

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革命前夜(須賀しのぶ著)

 音楽に魅了され旧東ドイツに留学した主人公。音楽との向き合い方、友人、恋、そしてにわかにせまってくる革命の足音。明るくはないけど暗くはなく 、重厚で、じっくりと楽しみました 。
 東欧に特有の色が少なく、空気が薄い描写が個人的には大好きです。そして、帯を書かれた方と同じく「読後は放心状態」に。(作者がミステリーとして位置付けられる事をどう思われるかは不明ですが、ミステリーとしても十二分に楽しめますよ)。スパイは誰だ!

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逆転泥棒(藤崎翔著)

 藤崎さんの著書はグロさが皆無なことも特徴で爽やかに読み切れるのがGOOD。幼馴染のヨッシーとタケシとマリア。ヨッシーは社会からドロップアウトしコソ泥に、タケシは医者でマリアはそのお嫁さんに。ヨッシーが盗みに入った家が偶然、タケシとマリアの新居だった事で物語が動き始めます!確実に2度読みしてしまう作品。
 最高ですかーさいこーです、定説、ポケモンの緑と赤、MD、キョンキョン、あなたに会えてよかった、などなど‥今の30代後半から40代後半にかけてはノスタルジックな気持ちにもなれる作品。白装束のパナウェーブとかもマスコミを騒がせていたな~。

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名探偵に薔薇を(城平京著)

 不気味なおとぎ話に惹き込まれるような感覚に陥る1冊です。必ず2部までみてくださいという帯にピンときて衝動買いした一冊。完全にやられた。「小人地獄」という「証拠が一切残らない殺人毒物」、同じような毒物を扱った名作ミステリーに赤川次郎さんの『毒』がありますが、どんでん返しレベルはこちらが圧倒的に上。この「毒物」を中心に、めぐる2転3転のミステリー。
 この「小人地獄」の作り方が相当えぐいので好みが分かれるとは思いますが、見立て殺人要素もあり、おとぎ話的な要素もあり、2転3転していく展開!そして最後にあきらかになるタイトルの意味。王道の「どんでん返し小説」、未読の方はぜひ。

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その女アレックス(ピエール・ルメートル著)

 囚われてしまった若い女性。迫りくる犯罪者、こんな場所からどうやって脱出するの??から怒涛の展開。先入観って怖いなと思うと共に、よくもまあこんな「ひっくり返し」を思いつきますね。個人的には最後の最後までひっぱり続けて「どんでん返し」が好きですが、このように畳みかけるような展開も良いですね。
 今更知ったのですが、この作品は「悲しみのイレーヌ」の続編であり、全4部作の2作目だそうです。(全く気付かずに読めますのでこの作品からでもOK)

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七回死んだ男(西澤 保彦著)

いわゆるタイムリープものです。何者かに殺されてしまった祖父を助けるために、体質(というのか特技というのか)を活かし、何度も何度も同じ日を繰り返しながら祖父が殺されるのを防ごうとする主人公。犯人であろう人物を「殺人」から遠ざけるも、結局別の人に殺されてしまう祖父。


頭がこんがらがりそうになりますがたまにはタイムリープもGOOD!このネタバレは言葉で説明するのが難しいな。

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PIT(五十嵐貴久著)

スカッと爽やかなどんでん返し! ですが‥ところどこに最高に気持ち悪くて痛い描写の数々があります。先に同じ五十嵐さんの著作『リカ』を読む事でグロエグ免疫力をアップさせておいてよかったです。心理分析などが好きな方にもおすすめ。

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アヒルと鴨のコインロッカー(伊坂幸太郎著)

ラッシュライフ・AX・マリアビートル・777(トリプルセブン)の殺し屋シリーズも最高ですが、どんでん返しに近いという意味でこちらの作品を掲載。

伊坂幸太郎さんならではの軽妙なタッチ、バラバラに見えていたストーリーの繋がり、そして幾つかのサプライズと切ない感じ‥伊坂ワールドを端から端まで楽しめる一冊です。

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どんどん橋、落ちた(綾辻行人著)

とんでもない中短編集です。推理小説・ミステリーという分野が生まれてから今日現在まで、数えきれないほどのトリックが生まれてきましたが「このトリックは無い」と断言します。

どれほど必死にトリックを暴こうと思っても(もちろん作中にヒントはあるんですけど)、99.9%見抜く事は無理だと思います。シュールなので読後に書籍を地面へ叩きつけたくなる人(実際にやる人はいないと思います)もいるかも知れません‥新鮮ですよ~、心からお勧めします!とは言いませんが斬新です。

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イニシエーションラブ( 乾くるみ著)

ノスタルジックで切ない青春小説、からのどんでん返しが見事!A面とB面、昭和のレコードのように名付けられた2つのストーリーがつづられます。恋愛の苦しさや切なさを描いた青春小説と思い、こんな頃もあったなと同情や共感をしながら読み進めると、最後に風景が一転します。


深く考えず、えぐい場面も少なく、爽やかに読み進められるのも推したいポイント。2度読みが確実、という帯や多くの方々のレビューに偽りなし!

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同姓同名(下村淳史著)

登場人物が全員、同姓同名と言う意欲作!その設定の段階で先制点。容疑者、犯人、全て『大山正紀』です。


「大山正紀が大山正紀を殺した」ではじまり、大山正紀という名前で疑われたり嫌な思いをした「大山正紀」が集まった被害者の会が発足、その中には引きこもりの大山正紀から、上位互換の大山正紀まで(笑)混乱しそうなイメージがあるかも知れませんが、そこは作者の力でサクサクと読めます。

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グラスホッパー(伊坂幸太郎著)※〇し屋シリーズ1

●し屋4部作(グラスホッパー・AX・777)の記念すべき1作目。このシリーズは覚悟して読み始めないと止まらなくなります。4部作すべてが面白い作品はなかなか無いのではないでしょうか?

妻を殺した男に対して復讐しようとする鈴木は『押し屋』という伝説の●し屋(相手を背後からそっと押して●す技)を追いかける事になります。そこに絡んでくる凄腕の●し屋コンビの『鯨』や『蝉』。そっちの世界のプロ達が複雑に絡み合ってくるストーリと「どんでん返し!」が楽しめます。

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マリアビートル(伊坂幸太郎著)※〇し屋シリーズ2

●し屋4部作(グラスホッパー・マリアビートル・AX・777)の第2作目。今回の作品は降りたくても降りられない「新幹線」という閉鎖空間(クローズドシチュエーション)の中で繰り広げられるバトルロワイアル。

■アル中の●し屋『木村』■IQが高く、皮肉で残虐な中学生『王子』■二人組の最強『蜜柑』と『檸檬』、そして!何といっても!運の悪い●し屋「七尾」。それぞれの目的・技・思い色々なものが錯綜しノンストップのエンターテインメント(^▽^)/ さて誰が生き残る?どんでん返し・ミステリー・エンターテイメントと呼ぼうかな。

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AX(伊坂幸太郎著)※〇し屋シリーズ3

●し屋4部作(グラスホッパー・マリアビートル・AX・777)の第3作目。

主人公の『兜』は妻に足を向けて寝られない恐妻家でありながら超一流の●し屋。前半のスリリングでドキドキが止まらないスピーディな展開はさすが伊坂幸太郎さん!ですが‥今回に限っては後半にちょっぴり切ない展開も(こんな展開は4部作でAXだけですね)。これも良いんです!

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777(トリプルセブン)(伊坂幸太郎著)※〇し屋シリーズ4

文句なく面白い●し屋シリーズの4作目。

マリアビートルにも出てきた七尾(天道虫)が主人公。高級ホテルでものを届けるだけの任務のはずが、次から次へと襲い掛かるトラブル、そして腕利きの●し屋たち。個人的にはモウフとマクラの技(布団のシーツを使った連携暗●術)が好き。吹き矢を使う6人組もめちゃくちゃ強くてえぐい、さて最後に勝ち残るのは誰ですか?

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硝子の塔の殺人(知念実希人著)

円錐形をしたガラスの館に集められた探偵、医者、霊能者、作家達 ‥大雪で閉ざされた世界の中でおきる連続殺人、これでもかこれでもと『あるある!』の投下投下(笑)。

最後は全てがひっくり返る斬新なフィナーレ、なんといっても ミステリートリビアの数々が楽しかった!過去の名作ミステリーのオマージュを探すだけでも読む価値あり!

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野良犬の値段(百田尚樹著)

放送作家でもある百田尚樹さんの作品。マスコミ経験が長かった事もあり、臨場感が半端ではない一冊です。

この方が「探偵ナイトスクープ」の脚本をされていたとは未だに信じられない‥誘拐されたのは子供でも、女性でも、お金持ちでもないホームレスの方々。面白おかしく書き立てるマスコミにも、捜査を進める警察にも、そしてホームレスたちにも、犯人にもそれぞれの正義ある中でおこる様々などんでん返し!

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出版禁止(長江俊和著)

心中は純愛か殺人か?イどんでん返しにハマった勢いで読んだ一冊です。早めに●●●●●には気付きました。が、最後は素直に驚きました。なんかとても疲れる作品ですけどビックリスッキリ。笑

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容疑者Xの献身(東野圭吾著)

私にとってはガリレオシリーズのデビュー作品です。家族が「お勧め!」とずっと言ってくるので謎の意地をはって読んでませんでしたが、一気読み。 単なる物理学を使ったトリックものと思っていましたが『情』の要素もありありで大満足。他もトライしてみてます。

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六人の嘘つきな大学生( 浅倉秋成著)

裏の裏のそのまた裏、どんでん返しのどんでん返しのどんでん返し!会社に内定できるのは集まった求職者の中で1人だけという、就職活動の頃を思い出すと非常にシビアなシチュエーション。

更にその1人を自分たちで選ぶ事を命じられた六人の大学生が、お互いにはったりをかまし、相手をおとしめ、だんだんとお互いに疑心暗鬼に…どんでん返しに、どんでん返しを重ね、最後には爽やかな気持ちになれる不思議な作品。

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ハサミ男( 殊能将之著)

タイトルを見るとジョニー・デップのシザーハンズ、キン肉マンのジャンクマン、クロックタワーのシザーマンのようなジョキジョキ野郎が犯罪を犯してと想像しますね。

もうだまされていますよ、語りたいけど語れません。この作品、映画化されているらしいのですが、どうやって撮ったの?嫌な予感(C級)がして観ておりませんがどうやって表現したんだろう。

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ジェリーフィッシュは凍らない(市川憂人著)

かなり正統派のミステリー小説です。後書きに『そして誰もいなくなった』や『十角館の殺人』が比較対象というのか例として出ていましたが、私は島田荘司さんの『占星術殺人』も思い出しました。

事件の連続して起こる飛行船の中、地上で捜査する刑事達、そして過去の話、全てが噛み合って飽きません。表題の意味も最後に!

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明治断頭台(山田風太郎著)

明治時代を舞台に、全ては繋がっていますが1話完結型のミステリー小説。主人公は国の中級幹部である川路と香月、そしてフランス人で霊能力があるエスメラルダ。サブキャラには岩倉具視・西郷隆盛・内村鑑三・福沢諭吉・山形有朋などなど。これだけ見るとB級感が満載ですが、どんでん返しという観点でとんでもない大作。

もっと「どんでん返し」の世界で話題になって欲しい作品。アマゾン4.2、ブックライブ4.6、知る人は知る!

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そして誰もいなくなった(アガサクリスティ著)

どんでん返し小説の原点にして、最高傑作の1つだと思います。閉鎖された空間で連続する殺人、読み進めていくと最後は『タイトル』通り。え?あれ?となり、しばし唖然としました。

この作品にインスパイアされた作品(米澤さんの『インシテミル』等々)はたくさんありますが、やはり原点をおさえておくことも非常に大切!今読んでも全く色あせない古典的名作です。

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ポストカプセル(折原一著)

こんなサービスが実際にあったんですね!とまずは思う‥投函してから15年を経たのちに相手へ手紙が届けられるというポストカプセルという企画。(万博か何かの時に実際にあったそうです‥真偽不明)

突然届けられる15年に前の手紙はプロポーズであったり、遺書であったり、礼状であったり、脅迫状であったり、文学賞の受賞通知であったり、その時に届いていれば何ともなかった手紙が15年を経た事で様々な問題を引き起こします。現在のリアルタイム社会ではなかなか想像しにくい作品ですが、さすが折原一さん叙述トリックの大御所!

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模倣の殺意(中町信著)

昭和46年(かなり昔ですね)に書かれたという本作は、記念すべき日本初の叙述トリック作品らしいです。

作家の坂井正夫は、自作のタイトル(7月7日の死)通りの運命を遂げます。しかしながら、編集者である中田秋子とライターの津久見伸助が独自に調査を進め、最後に1人の犯人を特定し『見事フィナーレ!』のはずが、作者からの読者へ挑戦状が続きます、最後まで読むとすっきりした気持ちに!昭和46年の作品とは思えない‥

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リバース(湊かなえ著)

嫌ミスの天才、湊かなえさんの作品。死んでしまった理由が「(良い意味で)それはないやろ!」だったのでこちらの「どんでん返し」にもインさせて頂きました。「告白」など重いものも多い中で、この作品は軽めのタッチかな。この理由だった場合‥罪には問われるものなのだろうか。

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弁護側の証人(小泉喜美子著)

やられた!こんな手があったかー!!と感動しました

刑務所で面会する夫と妻の会話がプロローグ。真実を明らかにできる、何とかしてあげられる、その目途が立ったと伝える妻。そして、そこからは「元ストリッパーダンサー」であった妻の視点で物語が進みます。

やさぐれ生活、金持ちの旦那との結婚、嫁ぎ先での様々な出来事(いじめに近いできごと等々)そして殺害される義理の父親。ストリッパー仲間が紹介してくれた優秀な弁護士とのやり取り。来るぞ、来るぞ、と構え続けていたにも関わらずラストに近い章で「あれ?」となります。そして、期待を上回る「どんでん返し」!最高。

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名も無き世界のエンドロール(行成 薫著)

ドッキリ大好き人間のマコトによる一世一代の大作戦でもあり、男2人と女1人の三角関係ものでもあります。時代があっちへいったりこっちへいったりでやや面倒ではありますが、軽妙で洒落た文体。「どんでん返し」度はやや低めかも知れませんが、読書疲れの時にはサラサラ読めてお勧めします。

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